No.607ベルギー:1月27日~3月1日まで必要不可欠でない国外移動を禁止

公開日 : 2021年01月23日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

フランス北部在住者にとっては、隣の国というよりも隣の町という感覚のベルギーですが、パンデミックにより、距離が遠くなってしまいました。

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ベルギーとフランスを繋ぐ橋(手前がベルギー)© KanmuriYuki

フランス入国者の義務

フランスは、2021年1月18日から、EU外からフランスに入国する者に、72時間以内の陰性証明と、到着後7日間の自主隔離+再度のPCR検査を義務づけることを決めていましたが、これに加えて、1月24日0時からは、EU圏からの入国者全員にも到着前72時間以内のPCRテストを義務づけると決めました。ただし、仕事のため国境を越える必要のある人、物流を担う労働者らは、この限りではありません。

ベルギーは出国を禁止

また、それとは別に1月22日明らかになったのが、ベルギー側の決定です。それによれば、ベルギーは自国民に必要不可欠でない国境を越えた移動を、3月1日まで禁ずることを決めました。施行は来週水曜1月27日からとなっています。

理由は、やはりイギリス変異種の発現などを理由とする新型コロナ感染拡大が収まらないこと。ベルギーの人口は約1150万人ですが、すでに2万人以上が新型コロナウイルス関連で亡くなっています。すでに約3ヵ月前からカフェやレストラン、文化スポーツ施設閉鎖を含む部分的な制限策を取っていますが、感染者数は大きく増えない代わりに減りもせず、現在は1日約2000人のペースで増加し続けています。

ベルギーや北フランス在住の方は、どうぞご留意ください。

*第一波時のベルギーについてはこちらにもまとめました。

(冠ゆき)

参考記事

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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