No.593十月の色は、なぜピンク?仏北部リルのモニュメントも染まります!
10月に入りました。10月と言えば、フランスに限らず「 ピンク」がクローズアップされます。というのも、毎年10月は世界規模で「乳癌に関する啓発キャンペーン」が行われており、そのシンボルがピンクのリボンなのです。
リル市のOctobre Rose イリュミネーション, la ville de Lille/リル市提供
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乳癌検査の大切さを訴え、エッフェル塔も ピンクに!
フランスで乳癌検診を行わない女性は、10人に4人。そうして検診を行わない女性のうち1年に5万9000人が乳癌を患っています。ぜひ ピンクの画像を見て、定期的な乳癌検診の重要さを思い出したいものです。
【ピンクリボンキャンペーンについての過去記事】
フランスでもオクトーブル・ローズ(ピンクオクトーバー)のキャンペーンが毎年開かれています。たとえば首都パリでは、今年2020年の10月1日エッフェル塔が、ライトで一晩 ピンクに染まりました。その映像は、こちらのエッフェル塔公式ツイートでどうぞ。
ピンクに染まるリルのモニュメントたち
フランス北部リルでも、コロナ禍にある今年も、乳癌検診への人々の関心を呼び覚まそうと、町中のモニュメントを ピンクのライトで照らしています!
リルのグランプラス, la ville de Lille/リル市提供
上の写真は、10月1~3日の夜、 ピンクに染まっていたリルのグランプラスです。こちらは残念ながら終了しましたが、下の場所では、16日までイリュミネーションが続きます。
1)Velum Gambetta(ガンベッタ通りを覆う灯り) : 10月16日まで。日暮れ後、毎日23時まで。
2)Palais des Beaux-Arts(リル美術館) : 10月16日まで。日暮れ後、毎日0時まで。
3)Îlot Comtesse : 10月16日まで。日暮れ後、毎日0時まで。
4)Mairie de quartier de Fives : 10月16日まで。日暮れ後、毎日0時まで。
5)Halle aux Sucres (旧市街) : 10月16日まで。日暮れ後、毎日0時まで。
6)Maison Folie Wazemmes : 10月16日まで。日暮れ後、毎日0時まで。
7)Portes de Roubaix(リル町中側): 10月16日まで。日暮れ後、毎日0時まで。
8)Porte de Gand(リル街中側) : 10月16日まで。日暮れ後、毎日0時まで。
オクトーブル・ローズについてのリル市ウェブサイトはこちらです
女性の皆さん、こんなときですが、こんなときだからこそ、乳癌検診を忘れないようにしましょうね!
なお、この記事に使った画像は、乳癌啓蒙キャンペーンを少しでも広く知ってもらうための記事に使うならと、リル市が特別に提供してくれたものです。二次使用は訴訟の対象になることを念のために書き加えておきます。軽い気持ちでコピペなどされませんように!
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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