No.561フランス2020年2~3月スト:2月17日のパリはブラック・マンデーか?

公開日 : 2020年02月07日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

次から次へと沸きおこる新しいニュースに埋もれた感がありますが、実はフランスの定年制度改革に反対するストの動きはまだ収束していません。

今の時点(2020年2月)で、大きなストやデモの可能性が高い日程を下に挙げておきましょう。

●2020年2月17日には、定年制度改革案の検討が国民議会ではじまることになっており、この日に合わせてパリの交通網RATP社の最大労働組合 Unsa-RATPが大掛かりなストを計画しています。この日、パリはブラック・マンデーとなる可能性が高いとみられています。できれば、17日はパリでの移動を避けることをおすすめします。

●またそれとは別に、定年制度改革に反対する複数の労働組合(CGT, Force ouvrière, FSU,Solidaires,などなど)は、2月20日を次なるストとデモの日と決めました。

●加えて、3月8日前後にもデモなどのアクションを起こそうと複数の労働組合が呼び掛けています。

【2019年12月分定期券の払い戻し】

なお、ストの影響を大きく受けた2019年12月のパリの定期券「Navigoパス」を持つ人は、12月分の料金を払い戻すことができます。1ヵ月パスのほか、週パスなども対象になりますが、専用サイトでの払い戻し手続きが必要です。手続きができるのは2020年3月11日までと限られていますのでご注意ください。

約3週間後に銀行振り込みで払い戻しを受けることができます。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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