No.544 フランス第一回「城の夜」開催!
ここ数年、文化イベントとして定着してきたものに、「〇〇の夜」があります。これまでも何度か紹介した「博物館の夜(La nuit des musées)」や「大聖堂の夜(La nuit des cathédrales)」「図書館の夜(la nuit des bibliothèques)」「プールの夜(La nuit des piscines)」などなど、どれも普段とは違う時間帯に訪れることで、新たな発見や印象を得られる稀有な機会です。
《過去記事の例》
これらの「〇〇の夜」に仲間入りするのが、今週末催される「城の夜(La nuit des Châteaux)」です。
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第一回目となる2019年10月19日(土)には、フランス全国の約100の城が夜開かれます。見学者たちは、ろうそくや燭台を持って城を見学したり、場所によっては花火を上げたり、仮装パーティが開かれたりする予定です。
参加料は、城に寄ってまちまちで、1ユーロで入れるところもありますが、全体的に10~20ユーロのところが多いようです。
このイベントに参加している城は、こちらの公式サイトでみることができます。
入場予約も同サイトからどうぞ。
例えば、有名なロワール川沿いの城のなかでは、シュノンソー城(Chenonceau)が、エントリーしています。入場料は、25ユーロ。
【住所】Château de Chenonceau, 37150 Chenonceaux
シュノンソー城は、ロワール渓谷の城の中でも、個人的に最も点数の高い城のひとつなので、夜でなくとも、機会があれば、ぜひ訪れてほしいところ。
シュノンソー城 ©Kanmuri Yuki
また、フランス北部に一番近いところでは、ベルギーに近いフランス北東部のスダン城(Sedan)が9.5ユーロの入場料でノミネートしています。
【住所】Château Fort de Sedan, Cour du Château, Sedan
スダン城の堅固なつくりは、往年の繁栄を偲ばせるに十分な規模です。余談ですが、スダンは、車の「セダン」という言葉の語源となった町でもあります。
スダン城 ©Kanmuri Yuki
夜の城とは言っても、城塞なのか、宮殿なのか、はたまた城館なのかで、随分と雰囲気は変わってくるはず。そう思うと、少なくとも数か所は行ってみたくなります。
今年の企画が成功して、来年はエントリーする城が更に増えると良いなぁ、と思っているのは、きっと私だけではないでしょう。
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(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
【記載内容について】
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