No.524仏モン・サン・ミシェルに赤い鳥居!その理由お教えします。
フランスの観光地の中で、世界的に知名度の高い場所のひとつが、ノルマンディのモン・サン・ミシェルです。遠くから見るとまるで要塞のようにみえるモン・サン・ミシェルは、小島に築かれた聖ミシェル僧院を取り巻くように建物が増え、今のような様相となりました。
モン・サン・ミシェル ©Kanmuri Yuki
ところで、このモン・サン・ミシェルが、日本の廿日市市と姉妹都市の関係にあることをご存知でしょうか?
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廿日市と聞いてぴんと来ない方も、宮島と聞くと、なるほど!と膝を打つのではないでしょうか。
廿日市市の宮島 ©Kanmuri Yuki
そう、実際、モン・サン・ミシェルと宮島は、下に挙げるように、複数の共通点をもっているのです。
・どちらもUNESCOの世界遺産に登録されていること。
・海に浮かぶように存在すること。
・1000年以上の歴史を持つこと。
・聖なる区域として生まれた観光名所であること。
姉妹都市の調印がなされたのは、ちょうど今から10年前の2009年のことでした。
姉妹都市の調印
先ごろ7月9日には、姉妹都市提携10年を記念し、廿日市市市長をはじめ、市と宮島観光協会の関係者14人がモン・サン・ミシェルを訪れ、日本酒とともに、広島の牡蠣やもみじ饅頭、お好み焼きの試食イベントを開催し、盛況を博しました。
宮島とモン・サン・ミシェルを比較する写真のパネル展
宮島とモン・サン・ミシェルを比較する写真のパネルは、それぞれ意外な共通点を上手に拾っています
また、来月8月26日まで、モン・サン・ミシェル内に立てられた11のパネルに、宮島とモン・サン・ミシェルを比較する写真を鑑賞することができます。これらの写真を撮ったのは、写真家のロイック・ラギャルド(Loïc Lagarde)氏です。日本好きという氏のインスタグラムはこちらから。
モン・サン・ミシェルの足元に作られた鳥居
そうして、同じく8月26日までの限定で、モン・サン・ミシェルのふもとに建てられているのが宮島を真似たミニ鳥居!!モン・サン・ミシェル市長の友人である大工デジレさんの作品だそうです。
夏休みにモン・サン・ミシェル観光へおいでの方!故国の美もついでに再発見していってください。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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