No.520フランス北部リルのトラム夏期工事の詳細

公開日 : 2019年07月14日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

前稿では、パリの交通機関の夏期工事についてお知らせしましたが、フランス北部トゥルコアンでも、この夏はトラムが工事のため長期間動いていません。

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6/29~8/26までトラムの工事中と書いてある停留所©Kanmuri Yuki

フランス北部リル(リール)から出ているトラム(路面電車)については、つい最近No.513にも書きましたが、二本ある路線のひとつは、リル・フランドル駅と、トゥルコアンの町中心を結んでいます。

この夏の工事は、この線路のレールや枕木の交換など1993年以来の大がかりなものです。

そのため工事期間は、6月29日から8月26日までの丸二か月間を予定しています。

大きく三期に分けて行われる工事の区間と、その間の代替交通は次の通り。

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工事中のトラムの線路©Kanmuri Yuki

【6月29日~8月2日】

この間、Croisé Laroche(クロワゼ・ラロシュ)とTourcoing centre(トゥルコアン・サントル)間は、トラムが走らず、バスによる代替運行がなされます。バスは、基本的にトラムの停留所と並行した側道に停まります。

【8月3日~19日】

この期間は、上のCroisé Laroche(クロワゼ・ラロシュ)とTourcoing centre(トゥルコアン・サントル)間に加えて、Lille Flandres(リル・フランドル)とCroisé Laroche(クロワゼ・ラロシュ)間も不通となります。つまり、リル・フランドル駅から、トゥルコアンまで、全線トラムが走らないことになります。

その間、上下線ともバスが7分おきに代替輸送します。

バスは基本的にトラムの停留所と同じ場所に止まりますが、リル行きのFoch(フォッシュ)と、Gare Lille Europe(リル・ヨーロッパ駅)の停留所だけは停まりませんのでお気を付けください。

なお、クロワゼ・ラロシュからRoubaix(ルーベ)方面へ延びるトラムは、問題なく運行されます。

【8月20日~26日】

Croisé Laroche(クロワゼ・ラロシュ)とTourcoing centre(トゥルコアン・サントル)間は、トラムが走らず、バスによる代替運行がなされます。

夏は都市部の人口が減るので、おそらく渋滞はそれほどないとは思いますが、時間には余裕を持って、振替運送のバスをご利用ください。

なお、交通機関イレヴィア(Ilévia)の公式サイトはこちらです。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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