No.508フランス人の好きな村1位に輝いたフランドル地方のカッセル、観光客が倍増!
昨年の6月、フランスのテレビ番組『フランス人の好きな村』で2018年度の一位に輝いたフランス北部フランドル地方のカッセル(Cassel)。
*詳しくは、「フランス人お気に入りの村2018年トップに輝いたフランドル・カッセルの魅力」をお読みください!
カッセルの町並み©Isabelle D'Hulst
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カッセル観光局長ファビアン・ジャンセン(Fabien Janssen)氏が、今週発表したところによれば、この栄光の影響は大きく、以来、観光客数が急増しているそうです。
具体的な数値を挙げると、2018年の7-8月、カッセルを訪れた観光客は1万1千人と、例年の倍。そのほかの季節も、平均25%観光客数が増えたということ。
カッセルの人口が2300人に過ぎないことを考えると、かなりな数の観光客ということになります。
風車の中から見たフランドル©Kanmuri Yuki
なだらかな丘に点々と風車や鐘楼の建つフランドル地方は、のんびりとドライブしたり、サイクリングしたりするのにピッタリな場所です。巨人の伝統や、ケルメスと呼ばれるお祭りなど、古くからの風習も残っていて、文化的にも面白い地域です。
おりしも、カッセルの県立フランドル美術館(Musée départemental de Flandre)では、ただいま『ブリューゲルの時代の祭りとケルメス(Fêtes et Kermesses au temps des Brueghel)』を開催中です。
カッセルの県立フランドル美術館 ©Kanmuri Yuki
実は、今年は、ピーテル・ブリューゲルが亡くなって450年目にあたります。ブリューゲルは、父も長男もピーテルという名で画家ですが、1569年に没したのは父のブリューゲルの方です。ブリューゲル(父)は、有名な「バベルの塔」のほか宗教画も多く描きましたが、フランドル地方の農民の生活、風俗、風景も多く残した画家として知られています。この展覧会の会期は7月14日まで。
住所:26 Grand'Place, Cassel
開館時間:10時~18時
入館料:8ユーロ(毎月第一日曜は無料)
今年こそ、みなさんも「フランドルの夏」を過ごしにいらっしゃいませんか?
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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