No.491今年70周年を迎えるエマウス、春の大市開催!
これまでも何度か紹介してきましたが、毎年三月、フランス北部では、人道的活動団体エマウス(Emmaüs)が、春の市を開きます。
エマウス春の市ポスターConception: Emmaüs Nord Pas-de-Calais/Picardie
*ちなみに、エマウス誕生の背景については、以前No.84【コラム】フランスの善意を呼び起こした人:ピエール神父とエマウス協会にまとめましたので、どうぞそちらをお読みください。
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上の記事にも書いたように、ピエール神父がエマウス運動を始めたのは1949年のこと。今年はちょうど70年の節目となります。それを記念し、今年の春の市はさまざまなイベントをプラスしたちょっと特別感あるものとなります。
例えば、フランス北部のジェアン(巨人)たちもパレードとダンスを披露の予定です。ジェアンの中には、ピエール神父をモデルにしたシュティ・アンリ(Ch'ti Henry)も登場します(上のポスターに乗っているジェアンです)。また、ちょっとした喜劇や音楽も演じられます。
おらが町のジェアン(巨人)たち
また、ピエール神父が生前訪ねた国々で撮った写真70枚の展覧会『カメラマン、ピエール神父:世界に向けられた目(L'abbé Pierre photographe: un regard sur le monde)』も同時に開催されます。写真も、写真とともに展示されるピエール神父が使用したカメラやランプなども、普段は、ピエール神父の亡くなったノルマンディの小さな村エストゥヴィルに置かれているものです。ピエール神父の目を通して、世界を見る機会です。
春の市では、3500平方メートルの広さを使い、家具から、装飾品、電化製品、食器、コンピュータ機器、本、おもちゃ、衣類など、ありとあらゆるものが並ぶ予定です。この市の収益は、同団体により人道的目的に使われます。
さあ、春の掘り出し物を見つけにいきませんか?
場所:リールの旧サン・サヴァー駅 (Gare Saint-Saveur)
住所:Boulevard Jean-Baptiste Lebas, Lille
日時:2019年3月30日(土)9時30分~18時30分。
入場料:1ユーロ。
電話:03 20 40 90 89
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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