No.472子連れ旅行の前にチェック!フランス各都市市内交通の子ども料金まとめ

公開日 : 2019年01月25日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

フランスには私鉄なるものが存在せず、全国をつなぐ鉄道は、フランス国鉄(SNCF)のみです。

各都市には、市内交通網として、地下鉄、トラム、バスなどが走っていて、これらは、それぞれの都市ごとに別会社が運営しています。

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パリRATPのバス ©Kanmuri Yuki

たとえば、パリの地下鉄、トラム、バス、またRER(パリとその周辺を結ぶ鉄道)の一部を運営するのはRATP(エールアーテーペー)社、北部リールとその周辺の地下鉄、トラム、バスを管轄するのはTranspole(トランスポル)です。(*注*トランスポルは、来週1月28日から、Ilévia(イレヴィア)に生まれ変わることが決まっています)

フランスで子連れ旅行の場合、子どもの運賃は、払わなくていいのか、払うべきなのか。子ども料金はあるのか?あるとしても何歳までか?迷うことも多いと思います。

その答えは、一言でいえば「都市ごとに異なる」というのが正解。

下に主な都市の現行子ども料金をまとめてみましょう。

【パリ(Paris)】

・4歳未満の子どもは、地下鉄、トラム、RER、バスともに無料。ただし座席を独占しないことという建前があります。

・4歳から10歳までは、半額となります。

・2019年9月1日から、Pass Navigo(定期券)は、11歳まで無料、中高生は半額となる予定です。

【リール(Lille)】

・4歳未満は無料。

・4歳から25歳までは、定期券であれば、割引料金あり。

Transpole(2019年1月28日からはIlévia

【リヨン(Lyon)】

・4歳未満は無料。

TCL

【ボルドー(Bordeaux)】

・5歳未満は無料。

・5歳から10歳までは、一年有効なパス(月11.6ユーロ)ピチュン(Pass Pitchoun)を利用することができます。

TBM

【トゥールーズ(Toulouse)】

・4歳以下は無料。

【ナント(Nantes)】

・大人同伴の6歳未満の子どもは無料。12歳未満の子ども、18歳未満の未成年者、また60歳以上にも、それぞれ割引料金があります。

【マルセイユ(Marseille)】

・親同伴の6歳未満は無料。6歳から10歳までへの割引料金あり。

【モンペリエ(Montpellier】

・大人の膝の上に座る3歳以下の子どもは無料。

【ストラスブール(Strasbourg)】

・4歳未満は無料。また、4歳から18歳の子ども、25歳未満、65歳以上のシニアの割引料金あり。

こうして並べてみると、4歳が目安になる町が多いものの、未満であったり以下であったり、また、5歳、6歳というところもあり、実にまちまちです。

そういえば、以前住んでいたフィレンツェでは、年齢ではなく、子どもの身長で料金を払うか払わないかが決まっていました。国によっても町によってもいろいろですから、子連れ旅行の際は、出発前にできるだけ調べておくことをお勧めします。

(冠ゆき)

参考記事:Internaute

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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