No.455フランス、11/17は移動困難な日に!
フランスでは、ここのところガソリンの値上げが著しく、一部の国民の怒りを買っています。
そうして、その怒りを政府に知らしめるために、フランス人が取る行動はひとつ。
「デモ」です。これが職場であれば、お得意の「ストライキ」を伴うものですが、今回はストをするわけにもいきません。
では、この場合、どういうデモを行うのか?
正解は、
みんなで国の主要道路をブロックしてしまう!
というものです。
gilets jaunes(ジレ・ジョーヌ=安全ベスト)と名付けられたこの運動は、SNSであっという間に広がりを見せ、Facebookでは、すでにパリだけで25万人が参加を表明しています。
日にちは11月17日(土)。少なくともネット上で見る限り、パリ、マルセイユ、リヨン、リール、ボルドー、トゥールーズ、レンヌ、カーン、グルノーブルなどの都市だけでなく、フランス全国で道路封鎖が予定されています。
パリでは、とくにPériphérique(ペリフェリック)と呼ばれる環状線がブロックされる見通しです。この日ロワシー空港やオルリー空港に行く予定の方は、タクシーの利用は控えたほうが良いでしょう。
リールでも、朝7時半から、リール南部に当たるSeclin(スクラン)からリール方向に高速道路A1がブロックされる模様です。そのほか、13時には、Englos(アングロ)のAuchan(オーシャン)ショッピングセンター、Fâches-Thumesnil(ファッシュ・チュメニル)のAuchan(オーシャン)ショッピングセンター、Marcq-en-Baroeul(マルカンバロル)のDomyos(ドミオス)、Villeneuve d'Ascq(ヴィルヌーヴダスク)のDécathlon(デカトロン)、13時半には、Nieppe(ニエップ)のSuperU(シュペールユー)で集会が計画されています。
SNSで参加表明した人のうち、何パーセントが実際の行動に移るかは不明ですが、
高速道路や町のメインロードを車でブロックしたり、ショッピングセンターの駐車場で集会をしたり、ガソリンスタンドへの出入りを阻んだりといった動きがあると思われますので、マイカーでのお出かけ、またタクシーの利用、バスの利用も、できれば、11/17は控えることをお勧めします。
参考記事:Internaute
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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