No.441『ゴーモン120年の映画』展、リールで無料公開中!
フランスへ行ったことがある方は、ゴーモン(Gaumont)という名前を目にしたことがあるのではないでしょうか。特にパリにはゴーモンの名を冠した映画館がそこここにあるため、入ったことはなくても、そのロゴに見覚えがある方も多いはず。
映画館というと映画配給ですが、実はゴーモンは映画製作会社でもありました。それも、1895年創立で、現存する世界最古の映画会社なのです。
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ところで、ゴーモンのロゴには、花びらのようなものが描かれていますが、これは実はマーガレットの花を表します。というのも、創業者レオン・ゴーモン(Léon Gaumont)の母親の名前はMarguerite(マルグリット)。マルグリットは、フランス語ではマーガレットを指します。レオン・ゴーモンは、これにちなんで、最初のロゴにマーガレットの花の絵をあしらったのです。その後ロゴは何度か変わりましたが、マルグリットの花びらは今も残っているというわけです。
ゴーモン社は、3年前創業120周年を祝うにあたり、同社と映画の歴史120年を振り返る展覧会を開きました。
あちこちで公開されてきた、この『ゴーモン120年の映画』展。現在、No.440 で紹介したコメディ映画祭(Festival CineComedies)の企画の一環で、フランス北部リールで見ることができます。
リウール宮殿
場所:リウール広場のリウール宮殿(Palais Rihour de Lille)。
住所:Place Rihour, Lille
開館時間:水曜~日曜の10時~18時
2018年10月7日まで
入場無料
長いのか、短いのか、120年の映画史を俯瞰するまたとない好機。お近くを通られる方はぜひお運びください。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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