No.428エールフランス航空2018年6月のスト情報(+追記までご覧ください)
今年の2月から既に合計15日間、ストが行われたエールフランス航空。
昇給のパーセンテージなどについて、労働組合と経営者側の意見が一致せず、今月末に再びストが決行される模様です。
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日程は6月23日から26日の四日間。
また組合側は7月以降のストの可能性も示唆しています。
キャンセルとなる便についてはまだ定かではありません。
万が一予約便がキャンセルになった場合は、エールフランスからメールあるいは SMS で連絡がくることになっています。
とはいえ、もしも上の4日間の搭乗予定をすでに変更したい場合は、AFサイトから既に変更が可能となっているようです。
搭乗を予定していたエールフランスの便が、キャンセルとなったり5時間以上遅れた場合は、チケットの払い戻しをすることができます。 払い戻しのページはこちら。
また、補償金も請求することができます。移動距離によって、金額が決まっており、1500 km 未満であれば250ユーロ、1500から3500 km の移動は400ユーロ、3500 kmを超える距離の場合は600ユーロです。
補償金の請求は、こちらのサイトから申し込むことができます。
あるいは電話 +33 (0) 9 69 39 10 30 (月曜から金曜の 9時から17時)からも申し込めます。
ただ手続きはある程度煩雑なものですので、補償金請求代行会社に依頼することも選択肢のひとつです。詳しくは、No.414エールフランス4月のストと補償金請求代行サービスについて にも書きましたが、補償を得られたときのみ、手数料を払うことになっている代行会社がほとんどです。
下に、該当部分のみを、再掲しますので、どうぞ参考にしてください。
====No.414より再掲====
補償金請求代行サービス
そのせいか、最近よく耳にするのは、補償金請求の代行サービス。
私も実際に利用したことはまだないのですが、最近サイトで目にしただけでもAir-Collect だとか、justfix だとか複数数えられます。
そのうち日本の方にお勧めなのは、Oui Reward 。というのも、日本語版のページがあり、手続き説明を日本語で読むことができるからです。
上に挙げたどのサイトも、使い方、手数料ともほぼ同じようです。つまり、補償金が手に入らない場合は、全くの無料。補償金が手に入った場合は25%を手数料として支払うというもの。
ちなみに、ストとは少し話がずれますが、オーバーブッキングも補償金請求の対象になります。
Oui Rewardの場合、ヨーロッパから出発する飛行機であれば、どこの航空会社にでも請求手続きが取れます。ただし、ヨーロッパ着の便の場合は、ヨーロッパの航空会社の飛行機に限ります。
エールフランスは、ヨーロッパの航空会社ですから、今回のストで被害を受ける方は、ヨーロッパ発にせよ、着にせよ、どちらでもサービス利用ができることになります。
5時間以上の遅れや、欠航などは経験しないで済めばそれに越したことはありませんが、万が一経験してしまった場合、上のようなサービス利用があることも思い出してみてください。
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【追記】
その後、エールフランスの10労働組合の内、9組合(パイロットの組合 SNPL, Alter、地上職員の組合 CGT, FO, SUD、キャビンアテンダントの組合 SNPNC, Unsa-PNC, CFTC, SNGAF)は、スト中止を発表しました。
パイロットの第二の組合SPAFのみ、スト決行の意志を表示しています。
(冠ゆき)
参考記事:
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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