No.389基本使用料なし!リルの新しい貸自転車システム
パリをはじめ、フランスの都市の多くにレンタルバイクが広がっています。フランス北部リルも同様で、V'Lilleと呼ばれるその自転車は赤。町の要所要所にある、V'Lille専用駐輪場で借りたり、返却したりする仕組みになっています。最近ではV'Lilleの赤い自転車に乗っている人を見ることも珍しくなくなり、よく普及しているのだなぁ、と感じていました。
ただ、このV'Lille、月々の基本料金がかかるので、短期滞在の旅行者にとっては、少々敷居の高いシステムでもありました。
そこへ最近誕生したのが、gobee.bikeです。こちらは緑の自転車!
©gobee.bike
V'Lilleと異なり、基本使用料がないので、旅行者にも使いやすくなっています。
使い方はいたって簡単。
1) iOSのAppStoreまたはAndroidのGoogle Play Storeで、Gobee.bikeのアプリをダウンロードします。
2) Facebookアカウントか、電話番号を使って、自分のアカウントを作成。
3) アカウントにプリペイドでお金を入れる。(5,10,20ユーロから選べます)*ただし、最初はデポジット(サービス利用が終われば返金可)の15ユーロが必要。
あとは、緑のgobeeバイクを見つけて、バーコードをスマホで読み取れば、自転車使用が可能となります。
料金は、30分0.5ユーロ。
gobeeバイクのもうひとつの特徴は、専用の駐輪場を持たないこと。町の駐輪場であれば、どこにでも停めて、自転車のカギを締めれば、使用はそこまでの計算となります。
リルで展開されたばかりのgobeeバイクは、現在のところ500台。
どこにでも停めることができるため、返却場所に悩まなくていいのは便利ですが、逆に言えば、必要な時にすぐ見つかるとは言えないのが、難点かもしれません。
それでも、基本料金が無料というのは、旅行者には魅力です。もし、リルで緑の自転車を見つけたら、一度試してみませんか?
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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