No.352ミス・ユニヴァース2017は、フランス北部出身!
2017年の1月もすでに末、フランスでは週末からこの方、いろいろなニュースが交錯しています。
そのうちのひとつ、フランス北部の人間としては、無視できないのが、昨日月曜届いたニュースです。それは、ミス・フランス2016が、ミス・ユニヴァースに選ばれたというもの。
なぜフランス北部の人間が無視できないかというと、ミス・フランス2016のイリス・ミットナール(Iris Mittenaere)さんは、フランス北部リル生まれなのです。彼女の実家はフランドル地方のシュテンヴォルド。
シュテンヴォルドの教会
最初はミス・フランドルに選ばれ、そのあと2015年9月に、ミス・ノールパドカレとなったイリスさん。続いて、2015年12月ミス・フランス2016に選ばれたという経緯の持ち主です。ミス・フランス選抜の際には、一般教養テストで最高点をマークした彼女、なかなか頭脳の切れもよさそうです。
ここで少し復習しておくと、実はミス・フランス2015も、ミス・ノールパドカレが選ばれており、イリスさんの優勝は、2年続けてフランス北部からミス・フランスが出た!ということでもかなり話題になりました。
イリスさんは歯科医大に通う学生ですが、ミス・ユニヴァースに選ばれたことで、休学期間は更に一年延長となり、世界的な各種キャンペーンへの参加が仕事となります。
画像が見たい!と言う方は、下のインスタグラムをご覧ください。
ちなみに、ミス・ノールパドカレと、ミス・フランスを一年違いで経験したカミーユ・セール(Camille Cerf)さんとは、この体験をきっかけに、良い友人となったそうです。カミーユさんのインスタにも、イリスさんがところどころ一緒に写っています。
イリスさんの子どもの頃の写真はこちらの記事。結構今につながる表情ですね。
ところで、ミス○○って、いろいろありすぎてよくわからないという方。私も同様ですが、ちょうどイリスさんの優勝をきっかけに4大ミスコンについてフィガロ紙がまとめてくれていたので、簡単に紹介しておきましょう。
まずミス・ワールド。これが一番古い国際ミスコンテストで、1951年、英国で生まれたそうです。最初は当時の最先端だったビキニ祭のコンテストとして始まったようですが、メディアがミス・ワールドと呼んだことから、そちらの名称が定着したのだとか。対象は17歳から24歳の女性。驚くことに、整形手術していてもOKだそうです。
次にミス・ユニヴァース。こちらは一年遅れの1952年始まり。アメリカが発祥の地でした。現米大統領ドナルド・トランプ氏が、1996年から2015年まで運営者だったことでも有名です。対象は18歳から26歳で、やはり整形手術もOKだそうです。
ミス・アースは、2001年とかなり最近できたコンテスト。こちらは、自然環境保全を訴えかける目的で生まれたミスコンだそうです。
最後にミス・インターナショナル。こちらは1960年のカリフォルニア生まれですが、数年前から開催地は日本になっています。
ミス・コン賛否については、フランスでも論議がありますが、それでもミス・フランスがミス・ユニヴァースに選ばれたとなると、嬉しくなるのが人情のようで、昨日からこの方、イリス・ミットナールの名前と写真はあちこちで報道されています。見た目の華やかさとは裏腹に、ハードなスケジュールの一年となるようですし、体調を整えて、頑張ってほしいものです。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。