No.303さようなら、Aux Moules(オー・ムール)!

公開日 : 2016年04月16日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

フランス北部リールで一番有名な行事といえば、9月最初のブラッドリー(蚤の市)。No.5No.219でも紹介しましたが、この時食べる恒例の料理がムール貝とポテトフライ=ムール・フリットです。

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このムール貝の殻を、店の前に山と積み上げ、レストランが競い合うのも、恒例行事。

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なかでも、その名もAux Moules(オー・ムール)というリール町中ベチュヌ通りのレストランは、その積み上げるムール貝の山の高さで知られたレストランでした。2015年のブラッドリーで積み上げられたムールは、こちらの記事で見ることができます。

オー・ムールは85年前に開いたレストラン。その最後の40年、店を守ってきた経営者の引退に伴い、とうとう閉店しました。閉店後には、その食器や、調理器具なども売りに出され、一年前に同じく閉店した有名レストラン、リュイトリエール(No.100No.223)のことなど思い出しました。

先日、閉店したばかりのオー・ムールの前を通りかかりましたが、やはり寂しいですね。

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大きなムール貝が看板でした

繁華街の一等地でもあるこの場所、モード関係のお店が入る予定だそうです。

(冠ゆき)

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筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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