No.277今日12/6は聖ニコラの日!

公開日 : 2015年12月06日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

西暦4世紀の司祭だったといわれるSaint-Nicolas(聖二コラ)は、弁護士や船乗り、独身男性、また子供らの守護聖人です。その祝日は12月6日。

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去年No.48にも書きましたが、前日12/5から12/6にかけての夜、子供たちにプレゼントを運んでくるという風習があり、特に、フランス北部、東部、ベルギー、ドイツ、オーストリアなどでは、サンタクロースよりも親しまれた存在でした。

今でもこれらの地方では、学校や市町村でお菓子を配ったりします。これまたNo.48に書きましたが、ノールでは、コキーユと呼ばれるブリオッシュとオレンジを食べる風習が今も残っています。

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テレビ局フランス3のサイトに、この聖二コラのお祭りの様子をとらえた昔のヴィデオを整頓した記事が出ていますので、ご紹介しましょう。

1947年のベルギーで、子供たちが、空の上から降りてくる聖二コラを待つ様子のヴィデオ。

1959年のヴィデオでは、ロバに乗ってやってくるといわれる聖二コラを待つ子供たちが写っています。ロバのためにニンジンを準備し、歌うのは聖二コラの伝説。肉屋に殺された三人の子供を聖二コラが生き返らせたという伝説があるのです。

1974年のリールの様子。学生たちが小麦粉をまき散らし、騒ぐ様子がとらえられています。

そのほか、1978年Leers(レース)での様子、1983年Boulogne-sur-mer(ブーローニュ・シュル・メール)でのお祝い、2013年Arras(アラス)の聖二コラレポートなども紹介されています。元記事はこちらのサイトからどうぞ。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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