No.264今日(11/13)からフランス国境でパスポートコントロールが再開!
国と国との間には国境があり、そこでは大抵パスポートや税関のコントロールがされます。
20年近く前、シェンゲン協定が結ばれるまでは、フランスと近隣諸国の間もそうでした。
看板の向こうはベルギー
けれどもシェンゲン協定により、人の行き来が自由になってからは、フランスからベルギーへ、電車、車、バスどれで移動しても、気付かないうちに国境を越えているというようなこともしょっちゅうです。
自然、ベルギーへ行くからといって、パスポート携帯を心がけることもなくなっていました。
おそらく、他の国境地域に住む方も、似たような状況だと思います。
ところが!
フランス政府は、今日11月13日から来月12月13日まで、このシェンゲン国境法(Code frontières Schengen)は横に置いて、例外的に国境検査を行うことを、決めたのです。
ベルギー、ルクセンブルグ、ドイツ、スイス、イタリア、スペインとのすべての国境(鉄道、道路いずれも)、また国際空港での検査となります。
目的は、11月30日からパリで始まるCOP21の安全を図ること。
今のところ、もれなく検査するわけではなく、アトランダムな検査とされていますが、COP21開催が近づけば、綿密な検査に切り替わるそうです。
国境を越えるかもしれない皆さんは、パスポートを必ず持ち歩くようにしてください。滞在許可証をお持ちの方は、お住まいの国の滞在許可証を忘れないこと。
オフィシャルな説明では、「パスポート、居住地証明書、所得証明書、帰りのチケット(飛行機や列車で入国の方)、健康保険の証明書」が必要とされています。
うっかり忘れて国境線に近づかないように、ご注意ください!
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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