No.232なんと栄光の第一位!アラスの鐘楼
No.201で告知したフランス2テレビ局による「フランス人の好きなモニュメント」投票。ノール・パドカレー地方の候補は、アラス(Arras)の鐘楼でした。
その投票結果が発表されたのは、9月15日(火)夜のこと。
なんとなんと、我らがアラスの鐘楼は第一位に輝きました!
英雄広場とアラスの鐘楼
二位のピュイ・アン・ヴレの大聖堂を大きく離してのこの結果。地元の喜びもひとしおです。
高さ75メートルのアラスの鐘楼は、この町が毛織物で栄えた時代を思い起こさせるものです。
建築家ジャック・ル・キャロン(Jacques Le Caron)の設計のもとに、最初に建築が始まったのは1463年のこと。完成は、1世紀近くのちの1554年でした。
その後、1833年に一部改築。
第一次世界大戦では、ドイツ爆撃により崩壊しましたが、建築家ピエール・パケ(Pierre Paquet)の指導により、以前通りに再築されました。
そのスタイルは、フランボワイヤン・ゴチック様式で、「燃え立つような(フランボワイヤン)」という言葉通り、炎のように輝く、華やかな外観です。
内部には、鐘40個のカリヨンがあり、時間ごとに、その音を奏でるのも、北の町らしいところです。
2005年に世界遺産の認定を受けた、フランス北部の鐘楼23のうちの一つでもあります。
「フランス人の好きなモニュメント」9月15日放送分は、このサイトからご覧になれます。
アラスについては、No.221のほか、旅いさらにもその見どころや、マルシェ・ド・ノエルについて記事を書いています。
それぞれ素敵なプロの写真が見られますので、ぜひ覗いてみてくださいね!
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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