No.228フランスの映画館でオペラ鑑賞?
9月が年度始まりのフランス。学校も、習い事も、いろんなイヴェントも、始まるのは9月になってからです。
8月中は、各社、各組織の広報も、ほとんど休業状態で、新製品情報や、イヴェントのリリースもめったに更新されない状態が続きます。
その分、8月最終週から9月頭にかけては、多くの情報が一斉に発表され、読むだけでもてんてこ舞いの時期となります。
イヴェントも目白押しのため、いつもより厳しく取捨選択せざるを得なかったりします。
そんな中、これは書いておきたいなと思ったのが、今年で6回目となる催し「オペラ万歳!(Viva L'Opéra!)」。大手映画配給会社UGCが催すもので、要するに、映画館でオペラを楽しもうというもの。
それがまた、なかなか素晴らしいプログラムとなっています。幕開けは、明日9月10日。ベルギーのワロニー王立オペラによるヴェルディ『トスカ』が飾り、2016年6月9日~16日のベリーニ『ノルマ』でシーズンを終えるまで、『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『リゴレット』など、良く知られた演目が並んでいます。
オペラ・ガルニエからの中継もあります!
劇場から生中継の放映もいくつか予定されています。遠くの劇場のオペラを、良い音響と大スクリーンで鑑賞できる嬉しい機会となりそうです。
全国40近いUGCの映画館で上映予定。
詳しいプログラムは、こちらのサイトからご覧ください。
生中継の演目と日時はこちら。
お値段は、オペラ1本だけなら30ユーロ。まとめて買うと、割安になります。上のサイトから演目ごとに予約できます。所要時間は演目によりますが、平均3時間前後とお考え下さい。
オペラに興味はあるけど、オペラ座は敷居が高いかなぁ、と思っていらっしゃる方。行きたくても近くにオペラ座がない方。映画館でオペラ鑑賞デビューしてみませんか。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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