No.45コンサートのお誘いin Paris (11/30):金管楽器とソプラノの融合
自分が慣れ親しんできたのがどれも弦楽器だったせいか、長らく、オーケストラ演奏以外では、木管や金管の音を聞く機会がありませんでした。
日本では盛んなブラスバンドも、ヨーロッパでは、国によって事情が異なります。イギリスやベルギーと比べると、フランスでの普及はどちらかというと遅れているようです。ただ、私の住んでいるフランス北部や東部では、地理的な関係もあるのか、盛んに行われていて、金管楽器のコンサートを聞きに行く機会もよくあります。
金管楽器のオーケストラ、木管金管合わせた吹奏楽オーケストラ、また金管楽器演奏者五人のカンテットなどです。ちなみに、金管カンテットは、普通、トランペット二台、ホルン、トロンボーン、チューバの構成になっています。
金管楽器にはそれほど表情がないと、勝手に思い込んでいたのですが、聞いていると、意外なほど表情豊かで、ふくよかな音やつややかな音が吹き分けられているのがよく分かり、今までもったいないことをしてきたと、思ったりしています。
さてそこで、みなさんにも、その豊かな音を聞いていただきたく、この日曜パリで行われる金管カンテットのコンサートをご紹介いたします。
これは、今年結成30周年となる金管カンテットマニフィカが行うもので、ルクセンブルグフィルハーモニーオーケストラのオルガン奏者モーリス・クレモンと、日本人ソプラノ歌手秦茂子の協演コンサートです。ルクセンブルグの合唱隊カンティカも加わる予定です。
日時は下の通り。
11月30日(日)16時
場所:聖シュルピス教会(St.Sulpice)パリ第六区
最寄り駅:地下鉄4番Saint Sulpice駅、地下鉄10番Mabillon駅
料金:自由
このコンサートは、児童基金の協賛によるもので、「子供の権利条約」25周年を支援するものです。聞きに来られる方が良いと思った額を支払う形になります。(「子供の権利」については、こちらUNICEFの日本語サイトをご覧ください)。
上のマニフィカのサイトからは、Youtubeの演奏にもリンクがありますので、是非お聞きください。
折りしも今年11月30日は待降節の始まる日にあたります。クリスマスを待つ準備の幕開けにぴったりのコンサートとなりそうで、パリにいらっしゃる方がうらやましいくらいです。
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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