No.17 子連れ旅行でも大丈夫、私の好きな空港ランキング!
空港でどうやって時間を過ごすかは、どの空港で過ごすかで大きく変わってきます。
試しに、過去五年間に利用した空港を思い返してみると、なんと13カ国31空港もありました。
そのうち、私にとってのベスト5を紹介しながら、どんな風に時間を過ごしているかご紹介しましょう。
まずは、もったいぶらずにいきなり一位から発表。
我が家の人気だんとつ一位はシンガポール・チャンギ国際空港。
その魅力を簡潔にまとめてみると、
1. トランジットエリアにある蝶公園、ひまわり公園、蘭公園、サボテン公園。
湿気のため、レンズが曇っています
2.ミニ博物館のような子供も大人も楽しめる発見コーナー。
3.無料インターネットコーナーや
4.無料のフットマッサージチェアも配備されている休息エリア。
5.ミニシアターもあれば、
6.仮眠コーナーもあり、
7.有料ながらマッサージコーナーで凝りをほぐすこともできます。
8.当然、バラエティに富んだレストランやカフェが揃っており、
9.お土産物屋も色とりどり。
10.トランジットの時間が長い旅行者は、無料のシンガポール観光を楽しむこともできるのです。
しかもすべての設備が基本的に清潔!
何を隠そう、過去5年のうち4年は中国に住んでいた私たち。長距離の移動では、わざわざシンガポール経由になるように、航空会社を選んでいました。
長い旅行も、トランジット空港で休息できるかどうかで、その疲れ具合は全く違ってきます。子連れでも寛げ、退屈もしない場所で、チャンギ空港には大いに助けられてきました。
その次くらいに気に入っているのはクアラルンプール国際空港。
黒川紀章の設計によるこの空港は、コンセプトどおり椰子の森に囲まれていて、町と空港の間は、目が癒されるほどの緑に溢れています。
空港内も、チャンギまでとは行きませんがいろいろ楽しい工夫がされています。中でも嬉しいのはジャングルウォークコーナー。空港にいるのを忘れてしまうような、自然を感じさせる気温と湿度に身をおける場所です。無料Wi-Fiも当然備わっています。
トランジットの場合、無料Wi-Fiがある空港は本当に重宝します。万が一の飛行機の遅れなどがあっても、急ぎの連絡ができますし、その点、東南アジアやオセアニアの国際空港は大抵どこも無料Wi-Fiがあって助かりました。
実は、案外とヨーロッパの空港には無料Wi-Fiがあるとは限らず、不便な点の一つなのです。パリのシャルルドゴールも20分制限のWi-Fiしかありません。(追記:2014/10/16現在、Wi-Fiの時間制限がなくなっているのを確認しました。Good newsですね!)
皆さんおそらくご存知の通り、中国国内では、閲覧できるインターネットサイトが制限されていて、You TubeやFacebookにはアクセスができません。また、時期によっては、WikipediaやGoogle、もしくは"co.jp"で終わるサイトの閲覧ができなくなることもよくありました。
そういうわけで、中国に住んでいた頃は、トランジットの空港で、この時とばかりインターネットに接続して、貪るようにさまざまな記事を読んだものです。
そういう意味で、ソウルの仁川国際空港も、日本の成田国際空港や関西国際空港、羽田空港と同じくらいお気に入りでした。日本かと見紛うようなコンビニや売店、レストラン街が並んでいて、清潔ですし、トランジットで利用するには、なかなか快適な場所でした。これらをまとめて三位としましょう。
四位は、近代路線からは外れるけれど、好きな空港の一つであるカンボジア・シェムリアップ国際空港。こじんまりと、伝統建築を思わせる外観ですが、新しく、お土産物もなかなか素敵なものが並んでいます。空港の設備ではありませんが、お迎えのタクシーがバイクタクシーだったのも新鮮でした。
バイクタクシー
五位は、同じく小さいながら、開放感のあるニュージーランド・クライストチャーチ空港。空港の外に小さな緑地があり、ピクニックをする旅行者がいたりと、のどかな雰囲気です。
クライストチャーチ空港
お土産店も充実しています。何より良い印象を与えたのは、到着時のパスポートコントロール。きっちり厳しくチェックを受けるのですが、その応対は常にフレンドリーで、さすがアングロサクソン人!と、舌を巻いたものです。
ニュージーランド上空
過去五年のうちには利用していないので番外ですが、アムステルダム・スキポール空港、ドイツ・ミュンヘン国際空港、エストニア・タリン空港なども、私の中ではポイントの高い空港です。
反対にポイントの低い空港はというと、中国の空港複数(特に国内線)、ベトナム・ハノイ空港、フィリピン・マクタン・セブ国際空港などでしょうか。
以上、まとめると、我が家の空港での時間の過ごし方は、まず第一にできるだけ歩くこと。公園など緑の多い場所があれば、二重丸。その次にWi-Fiでニュースを読んだり、必要なやりとりをすること。三つ目がカードゲーム。子供と一緒にUNOやトランプ遊びに興じます。あやとりや折り紙をすることも。最後に忘れてはならないのが読書。そのために空港の書店で本を物色するのも楽しい時間の一つです。のんびり過ごせる静かな喫茶コーナーがあれば、なお良し。
さてさて、参考になりますでしょうか。
(10月お題"空港での過ごし方")
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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