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No.16 フランスでは、科学にも遊び心で迫ります!

カテゴリー:イベント・行事・お祭り / 文化・芸術・美術 / 見所・観光・定番スポット 投稿日:2014年10月 5日

 とかくイベントには事欠かないフランスですが、今現在、全国規模で行われている催しに「サイエンス祭(Fête de la Science)」 があります。今年のテーマは「物質と光」。

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 これは、フランスの教育行政を担当する国民教育・高等教育・研究省が音頭をとっているもので、今年で23回目を迎えます。その目的は、「環境を知り、より良い未来のために科学全般の知識を広める」こと。特に若い世代への啓蒙を重視しています。

 関連分野は、数学、生物学、天文学、物理学、環境学、医学など多岐にわたるもので、7000人の専門家の協力により、研究所見学、工場見学、実験、討論会、ドキュメンタリー映画の上映、講演会などが無料で提供されます。今では毎年、全国でおよそ100万人以上の参加者を数えるそうです。

 今年はフランス全国で9月26日から10月19日までを「サイエンス祭」の期間としていますが、地方によって実施期間が少しずつ異なります。私の住むノール・パドカレ地方では、10月6日-12日に45の自治体で270を越えるイベントが企画されています。
いくつか例を挙げてみましょう。

・リールから40km南、ドゥエ近郊のルワルド炭鉱歴史センター では、「炭鉱歴史センターと科学」 というテーマのもとに、エネルギーについてのアトリエや、子供向け化石探しのアトリエなどが開かれます。

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ルワルド炭鉱歴史センター

・自然派の方には、「野生植物の種を集める散歩」 などいかがでしょうか(要予約)。
こちらは、10/11リール近郊のバイユル(リールからフランス国鉄で20分。7ユーロ)で予定されています。

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バイユル市庁舎前広場

・天文学ファンには、ヴィルヌーヴダスクのエロン農場(12, chemin de la ferme Lenglet
59650 Villeneuve-d'Ascq)で開かれる10/11-12天文学の週末 がお薦め。

ヴィルヌーヴダスクは、リールのすぐ隣の町ですが、昔ながらの農場が70以上も残っていて、そのうちいくつかは、博物館やイベント会場として用いられています。農場の建築を見るだけでも、面白いものです。

《行き方》リールからメトロ2番線Mons-en-Baroeul-Fort de Mons下車後、Villeneuve-d'Ascq-V. D'ascq Contrescarpe行き59番バスVilleneuve-d'Ascq - cocteau下車。そこから徒歩20分。

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ヴィルヌーヴダスク・エロン農場

・ヴィルヌーヴダスクの科学フォーラム では、7日から13日に掛けて、「光の遊び」「レモネードの作り方」「グアッシュの作り方」「光と物質とエネルギー」など、さまざまなテーマのアトリエ が、子供・大人対象に開かれる予定です。

科学フォーラムは、公共交通機関でも行き易い場所にありますし、博物館として訪れるのも面白いところです。プラネタリウムも備えていて、美しい星空を愛でることもできます。

《行き方》リールからメトロ1番線Villeneuve d'Ascq-Hôtel de ville下車、徒歩5分。

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ヴィルヌーヴダスク・科学フォーラム


 これら一部を見るだけでも、「遊び心に富み、みなが楽しめる、具体的なアプローチで科学に迫る」という狙いが、十二分に生かされている企画だとは思いませんか?こういう機会を設けることによって、国民の好奇心を引き出し、次世代を育てていくのでしょうね。他の国同様、フランスにも長所もあれば短所もありますが、こんな風に、科学をも遊び心でくるんでしまう手腕を目にすると、そこは"さすがフランス!"と、賞賛したくなる私なのです。

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冠ゆき

山田流箏曲名取。1994年より渡仏。大学院での研究の傍ら、大学や専門学校で日本語日本文化講師を勤める。2000年より、ポーランド、イタリア、中国の生活を経た後、2013年フランスに戻る。旅好きでもあり、今までに訪れた国は約40ヵ国。6ヵ国語を解する能力と多様な文化に身をおいてきた経験を活かし、柔軟かつ相対的視点から、フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介中。
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