No.3 フランス人の味覚によるビールの選び方:どんな料理にどんなビール?
前回、フランスの北の端で手に入るビールの多種多様さについて書きました。
ビールを色で分けると、blonde(淡色)、ambrée(琥珀)、brune(褐色)、blanche(白)と分けることができます。今日はそれぞれの種類について、美味しく飲める温度と、合う料理など、ご紹介しましょう。(参考:フランスビール醸造業者協会サイトhttp://www.brasseurs-de-france.com/#/home/)
【淡色ビール】
美味しい温度:4-6度
相性の良い料理:生野菜サラダ、サンドイッチ、グリル焼きした肉、グリュイエールやエダムのような加熱加工されたチーズ、山羊のチーズ、果物を使ったデザート
【琥珀ビール】
美味しい温度:6-8度
相性の良い料理:フォアグラ、ジビエ(狩猟)肉、ソースを使った肉料理、魚の燻製、ブルーチーズ、ウォッシュタイプのチーズ(ノール県ではマロワルチーズが有名。癖のあるチーズが多いです)、カラメルを使ったデザート
【褐色ビール】
美味しい温度:10度
相性の良い料理:牡蠣、貝類、寿司、アジア料理、燻製の肉、牛肉羊肉などの赤身の肉、ジビエ肉、フォアグラ、チョコレートを使ったデザート
【白ビール】
美味しい温度:4度
相性の良い料理:魚介類、魚のグリル焼き、魚の燻製、果物を使ったデザート
お寿司に合うのが褐色ビールと書かれていたのは意外でした。私なら淡色か白ビールを合わしたくなりますが、次の機会には褐色ビールで試してみたいと思います。
アルコール度はどれも平均して4.5度から8度の間でしょうか。白ビールはもっとも軽めですが、それ以外は、色が濃いからと言ってアルコール度が高いわけではありません、念のため。
食前酒として良いのは淡色ビールか白ビール。暑い夏は、冷えた白ビールにレモンを一切れ添えたものがお薦めです。また、ベルギーに多いラズベリー、チェリー、カシスなどのフルーツ味のビールも食前酒にはぴったりです。
どの銘柄を選んでも外れはないと思いますが、ごく個人的には、淡色ビールはLeffe、琥珀ビールはCh'ti、褐色ビールはPelforth、白ビールはHoegaardenが今のところ私のお気に入りです。
是非参考にしてみてくださいね。
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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