新型コロナウイルス問題:フランス地方都市の状況、2020年3月7日

公開日 : 2020年03月07日
最終更新 :

仕事柄(フランス旅行コーディネーター)、"フランスでは新型コロナウイルス問題でアジア人が差別されているのですか?"と質問を受けはじめたのが3週間ほど前です。

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新型コロナウイルス問題とは関係なく、フランスにも庭では春の兆しが! トゥールーズ市のシンボルの花でもある、スミレを

庭先でみかけるようになりました。

2020年3月7日現在、フランスで公表されている感染者数は日本を上回り、「対岸の火事」ではなくなってしまいました。^^;

なにしろ、お隣イタリアの状況が尋常ではない分、フランスもヒヤヒヤとして成り行きをうかがいながら、感染者増加情報に敏感になっています。トゥールーズなどフランス地方都市でも薬局で、消毒液やマスクが店頭から消えているとききますが、町で一切マスクをする人などはなく、これは政府が医療機関での必需品をしっかりと管理し、不必要に市場での買い占めがないように防御しているからと聞いています。

こんなニュースを見聞きし、はじめて、「フランスでもマスクが売っているのだ?」と思うほど、日常の光景でフランス人がマスクをしているところをみたことがありません。そして本日マルシェに行ってもカフェにいっても、マスクをする人は一切見かけませんでした。

日本からの新型コロナウイルスに関する問い合わせをいただいても、今の段階でいえることは、当分この成り行きを見守るしかないということでしょうか。これからフランスに渡航する予定のある方なども、新型コロナウイルス問題が本当に早く落ち着いてくれることを祈るしかないのだと思います。

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情報社会にいない草原に戯れる羊の姿だけは今年も変わりなく、ほっとする風景でもあります。

ちなみにフランス地方都市で、新型コロナウイルス関することでアジア人が差別を受けているという事実は少なくとも私の周辺にはありません!

筆者

フランス特派員

フランスパラディ

トゥールーズ在住18年。フランス政府公認添乗員ガイド。

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