フランス地中海の玄関 ナルボンヌ Narbonne
南フランスを電車で旅すると、聞いたことがあるかもしれません。
ナルボンヌ駅 Narbonne
小さな駅ですが、フランス地図をみると、地中海のちょうど真ん中くらいに所在する南フランスの町です。
ニースやプロバンス、アヴィニヨンなどからカルカッソンヌ城やトゥールーズ、ボルドーを目指して電車移動するとき、必ずといっていいほどナルボンヌ駅で乗り換えをすることになります。スペインバルセロナ方面への電車も発車する地理的にたいへん便利な場所なのです。
こういった理由で、電車の乗り換え地点としてしか見られていないのが残念です。ナルボンヌ旧市街は南フランス、オクシタニー地方の多くの町と同様に紀元前のローマ帝国に占領されていた町で、地理的に当時からイタリアとスペインをつなぐ道ドミニカ街道の中間地点として交易も盛んで重要視されていました。いまでも見事な建築物の大聖堂を中心に旧市街にはいると、ローマ帝国の香りが漂ってきそうです。ルラングドックルション地方の豊かな食材、ワイン、豊富な魚介で人気のマルシェもぜひ立ち寄ってみてください。
現在は市庁舎として使用される、旧大司教館があります。
市庁舎の一角、ドンジョン塔に登るとそこからはナルボンヌ(地中海)が一望できます!
未完成の大聖堂と知られる南フランス最大のゴシック建築。少々名前は長いのですが、存在感の大なサン・ジャスト・アンド・サン・パストゥール大聖堂 Cathédrale Saint-Just-et-Saint-Pasteur de Narbonneは圧巻!
フランス地中海の街 ナルボンヌ Narbonne より
筆者
フランス特派員
フランスパラディ
トゥールーズ在住18年。フランス政府公認添乗員ガイド。
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