トロントで便利な薬局 Shoppers Drug Mart

こんにちは。11月最後のトロント特派員ブログです。今年のトロントの気候を振り返ってみると、夏に雨が多く、気温があまり上がらない日が多かったです。そのため、今年は夏らしくないまま9月に突入しました。例年では、9月頃から徐々に涼しくなるのですが、今年はまるで日本のような残暑がしばらく続きました。10月は寒暖のある日々の繰り返しで、街路樹たちも「いつ紅葉して良いのやら分からない」という気候でした。それも11月ともなると落ち着き、現在は雪こそ降っていないものの、冬らしい（？）肌寒い日々が続いています。

気温が下がり、空気が乾燥するこの時期。こうした季節の変わり目は、体調を崩しやすいもの。言葉も文化も違う海外を旅行中、もしも体調を崩してしまったら...とても不安な気持ちになることと思います。そんな時、便りになるのが「薬局」ではないでしょうか。

今回は、トロントの至るところにある薬局のチェーン店「ショッパーズ・ドラッグ・マート」（Shoppers Drug Mart）をご紹介します。

ショッパーズ・ドラッグ・マート（Shoppers Drug Mart）とは

本社をトロントに構え、カナダの9つの州と2つの地域を併せて、1253店舗以上ある薬局チェーン。薬局ですので薬の販売はもちろん、パンやお菓子などの食品や飲料品、生活雑貨、化粧品、証明写真の手続き、切手の販売や小包の発送手続きなど、様々な業務を行っています。また、24時間営業という店舗も多く、急な体調不良の時や、スーパーが閉まっている時間でも、ちょっとしたお買い物ができ、とても便利です。トロントのダウンタウンにある、イートンセンターのような大きなショッピングモール内にもあるため、旅行者の方々にも利用しやすいと思います。

無料のサービスを利用てみましょう♪

また、この薬局には無料のサービスとして「血圧計」が設置されており、誰でもタダで利用することが出来ます。

使い方は簡単！筒状の測定器に腕を遠し、スタートボタンを押すだけ。後は測定器が自動で計測してくれます。

測定結果は画面に表示されますが、紙には印刷されませんのでご注意を（無料の為あしからず）。健康志向の方も、「日頃忙しくて、健康診断でもなければ血圧なんて調べない」という方も、トロント滞在中のスキマ時間を利用して、この無料の血圧計でご自分の健康状態をチェックされてはいかがでしょうか。

数週間前のことですが、私はこのショッパーズでインフルエンザの予防接種を受けてきました。トロントのあるオンタリオ州では、（カナダ国籍を持つ人や永住者など）州の健康保険証を保持している人は「無料」で医療を受けることが出来ます。こういう時、日頃13％という高い税金を支払っていて良かったと思います。

さて、冒頭で風邪の話をしましたが、トロント滞在中に体調を崩してしまい、風邪薬が必要になったらどんな物を購入したら良いのか、カナダの「常備薬」とも言うべき定番の風邪薬やのど飴をご紹介したいと思います。

写真の上段2つは、風邪薬や飲み薬です。タイレノール（Tylenol）は頭痛や発熱などの風邪の症状に効く錠剤です。ダイミタップ（Dimetapp）は鼻水やくしゃみに効果のある飲み薬で、甘くて飲みやすいです。写真のベニリン（Benylin）は、痰などが絡まない「空咳」に効く飲み薬です。空気が乾燥して喉が出やすい時は、セパコール（Cepacol）というのど飴がお勧めです。

下段の写真は、日本でもお馴染みの飴ホールズ（Halls）のはちみつレモン味と、イギリス製のトローチ「フィッシャーマンズ・フレンド」（Fisherman's Friend）です。咳が出て喉が痛いとき、このトローチを舐めるとスーっとして、喉の痛みや咳が鎮まります。とは言え、これらはのど飴やトローチですので一時的な効果しか得られませんが、咳が出にくくなるだけでも、随分楽になると思います。

いかかでしたでしょうか。食品から薬、衛生用品、化粧品、切手まで、いろいろな物が揃う薬局「ショッパーズ・ドラッグ・マート」。トロントに住んでいる人で知らない人はいない地元の薬局チェーン店。観光やお買い物の途中に、ぶらりと立ち寄ってみるのも楽しいと思います。折角の海外旅行ですので、出来れば今回ご紹介した風邪薬のお世話にならないに越したことはありませんが...。