見所満載!トロントの台所「セント・ローレンス・マーケット」

公開日 : 2017年10月26日
最終更新 :
筆者 : H@NA

こんにちは!10月ももうすぐ終わりますね。今年の秋はとても暖かいトロントですが、来週以降は最高気温が10℃前後、最低気温5℃前後と、ぐっと気温が下がりそうです。こちらは風が強いので、風が吹くと、同じ気温でもとても寒く感じます。トロント観光の際には、そこまで気温が低くなくても油断せず、暖かい服装でお出かけされることをお勧めいたします。

さて、今日はそんな寒い季節でもトロント観光を楽しめるスポットをご紹介したいと思います。そこはトロントのダウンタウン、ユニオン駅から徒歩10分ほどの所にある「セント・ローレンス・マーケット」(St. Lawrence Market)です。

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セント・ローレンス・マーケットとは

セント・ローレンス・マーケットは、200年以上もの歴史があるマーケットで、赤いレンガの建物です。建物は

メインの南棟(The South Market)と、週末に朝市やアンティーク市が開かれる北棟(The North Market)の2つに分かれています。この中では120軒ほどのお店が営業しており、肉、魚、野菜、果物などの生鮮食品や、チーズやデリ等、良質の食材が売られています。まさに「トロント市民の台所」といった感じです。

今回は、観光でお越しの方にも楽しんでいただける、マーケットの南棟(The South Market)にスポットを当ててご案内いたします。

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南棟(The South Market)の見所

セント・ローレンス・マーケットで売られている魚はとても新鮮で、中には「生食可」というものもあります

(写真右下)。それらは大抵、Tuna Steak(マグロのステーキ用)として売られていることが多く、Sushi Grade(寿司で食べられる品質)と表示されています。欧米料理もいいですが、やはり日本人ですので、私は時々お刺身が恋しくなります。美味しいお刺身が食べたい時、今でこそ私は日本人経営の魚屋さんで買い物をしていますが、トロントに来たばかりの頃は右も左も分からなかったため、刺身といえばセント・ローレンス・マーケットに足を運んでいました。

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グルメ情報

マーケットをぶらりと散策してお腹が空いたら、地元の新鮮な食材で調理された美味しい料理に舌鼓を打つ...と

いうのはいかがでしょうか。トロントニアンにも人気なのは、カルーセル・ベーカリー(Carousel Bakery)の

ピーミール・ベーコン(Peameal Bacon)サンドイッチ(写真右下)。ピーミール・ベーコンはトロント発祥のカナダ料理で、細切りにしたポークロースを薫製し、黄色いコーンミールを巻いたもの。日本人の感覚では、ベーコンというよりも「ハム」といった方が近いかもしれません。そんなピーミール・ベーコンを何枚も挟んだサンドイッチは、ボリューム満点です!女性や小食の方なら、1つ注文して、シェアして食べても十分かと思います。

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その他、私のおすすめはBuster's Sea Coveのカラマリフライやフィッシュアンドチップス、魚のサンドイッチも美味しいです。暖かい季節には、マーケットの外にあるテーブル席での食事も良いと思います(写真右)。

また、 St. Urbain Bagelは、モントリオールスタイルのベーグルを初めてトロントに広めたお店で、本場モントリオールのモチモチっとした食感のベーグルが楽しめます(写真左)。

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ショッピング情報

これまでご紹介したお店は、セント・ローレンス・マーケットの南棟(The South Market)の1階にあります。そして、地下にも沢山お店があり、ギフトショップでは、カナダの定番お土産「メープルシロップ」などが売られています(写真左)。

一口にメープルシロップといってもピンからキリまであり、一番搾りのサラっとしたタイプを「ライト」と言い、その後、色や濃度が濃くなるにつれ、「ミディアム」、「アンバー」などの等級に分かれます。ライトは値段が最も高く上質とされていますが、人によっては「ミディアムの方がメープルの風味が濃くて好き」という方もいます。また、パンケーキにかけたり、料理に使ったり、コーヒーに入れたり等、用途によって複数のメープルシロップを使い分けているカナダ人もいます。

地下のお店で、私のおすすめは Crepe It Up Café というクレープ店。甘いデザート系のクレープも良いですし、野菜、卵、チーズなどを入れた甘くないクレープも美味しいです。また、同じく地下にある Everyday Gourmet のコーヒーはキメが細かく風味豊かです。ラテアートも素敵ですので、コーヒー好きの方は是非お試しください。

セント・ローレンス・マーケットは、トロントのダウンタウン/ユニオン駅(Union Station)から徒歩10分程度でアクセスも良く、屋内のマーケットですので、季節に関係なく観光やお買い物を楽しむことができます。また、朝早くから夕方頃まで営業しているため、トロント到着後や帰国前のちょっとした時間を利用して、お食事や、お土産を購入されるのにも便利です。例えばスキマ時間を利用し、帰国当日の朝、セント・ローレンス・マーケットでプチ観光と朝食を楽しみ、その足でユニオン駅からピアソン空港行きの電車(Union Pearson Express)に乗って、午後発の便で帰国ということも出来ます。

また、ユニオン駅の近くには、CNタワーリプリーズ水族館もありますすので、マーケット散策と組み合わせ「トロント観光ルート」を計画されるのも良いかと思います。

アクセス

セント・ローレンス・マーケット(St. Lawrence Market)93 Front St E, Toronto, ON M5E 1C3

【営業時間】

南棟(The South Market)火曜日~木曜日 8AM - 6PM/金曜日 8AM - 7PM/土曜日 5AM - 5PM *日曜定休

北棟 ファーマーズマーケット(Farmer's Market) 土曜日 5AM - 3PM

   アンティークマーケット(Antiques Market) 日曜日 5AM - 5PM

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