カナダできれいな星空が見たい(1)
夏といえば、星空。トロントという都会に住んでいると、カナダにいても夜空を見上げることもなくなってしまいます。もともと人類はずっと星空を見て生きてきたわけで、きれいな夜空を見て過ごすことは人間らしい生活を取り戻すことともつながるのかな、とふと懐かしくなります。
カナダに住み、これまでカナダを旅して、「これはきれいだった」と思う星空があります。その一つが、ユーコン準州の星空。
ユーコンはまだまだ日本には馴染みが薄い場所かもしれませんね。夏の終わりの時期は、他では見ることができない素晴らしい景色に出会うことができると、「知る人ぞ知る」場所です。キャッチフレーズは「LARGER THAN LIFE」。直訳すると「私の人生よりも大きい」となります。最初に聞いた時には「え? おおげさ」と正直思ったのですが、行ってみないとわからない「LARGER」のスケール感に打ちのめされます。
詳しいことは、ユーコン準州観光局の日本語ウエブサイトがあります。
見晴らしの良いドームから撮った写真ですが、最初は夕暮れ時。これでも夜11時くらいだったでしょうか。「極北」と呼ばれるこの地域の日没は、ずいぶん遅いのです。
日が沈むと、ビックリするような「満天の星」。これが時間とともに動いていく様子がわかる、というのにもビックリしました。街の明かりが少ないということもありますが、空気が澄んでいてきれい、ということもあるのでしょう。おおげさに言えば、宇宙に包まれているような感じになります。
オーロラが出始めました。左に見える湖のようなものはユーコン川。光っているのは、わずかに残った太陽の光。
無数の星空をバックに激しく揺れるオーロラ。ユーコン川が再び輝き始めたのは、今度はオーロラの光が反射したため。
これが、私が選ぶ夏のカナダの星空の一番目。いまだに忘れることができない、心に焼き付いているカナダの夜景です。
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