「地球の歩き方ーカナダ東部版」

昨年末のこと、「地球の歩き方」ガイドブックのカナダ東部版に使う写真撮影を、というお話をいただきまして、2012年の年始はトロント・ダウンタウンを中心に撮影のお手伝いをさせていただきました。先日撮影したものをすべてお送りして、おそらく現在は編集作業が行われているのではないでしょうか。

地元トロントに住むものとして、トロントを紹介する有名なガイドブックの制作に関わることができるのは、大変光栄なこと。手元にあるのは2002〜2003年版といささか古いのですが、カナダ国内を旅行する時のお伴として大活躍しています。

今回の撮影は、同じく地元に在住のライターさんにお伴をして行われましたので、スケジュールのコーディネーションなどはすべてお任せ。その代わりと言っては何ですが、用心棒（？）件運転手で、知り尽くしたトロントのダウンタウンを走り回りました。

（写真は特別に編集担当の方に許可をいただいて、本編で使われない写真をここでちょっとだけ公開させていただいています）

こういっては何ですが、「初めまして」のライターさんとの息もピッタリではなかったかと。毎日顔を合わせているうちに最初はお互い遠慮がちでしたが、次第に会話もはずみ、「このカット、この角度、この写真」などとお互いに相談しながら、カメラマンとしてとてもやりやすかったです。

お互いトロントに住んでいるので、こちらに来る旅行者の皆さんにはできるだけ「トロントに来て良かった〜」と思ってもらいたいですよね〜、とお互いの思いを話しながらの取材＆撮影。私はもともとおしゃべりなので、とにかく色々なことを会話しながら、和気あいあいと日程は進んで行きました。

営業時間であったり、お客様がいらっしゃったり、準備の忙しい時間帯だったり撮影条件は千差万別。私たちとして一番気を使うのは、商売のじゃまにならないように、お客様の迷惑にならないようにと気を使いながらの取材でした。なので実際の撮影は短時間で終わることがほとんど。どのようなシーンなのか、どういうお店なのかを伝えるためには限られた時間の中で取材と撮影を済ませなければなりませんので、真剣勝負。「もう一度」ということができないので、私の場合その場で撮りきっていきます。

それでもお店の方々にお話をしているうちに話が盛り上がり、笑顔で写真に納まってくれることも度々。皆さん「日本」という国とそこに住む人々に対しては興味津々、そして日本の文化を大変好意的に理解してくれていて、沢山の方々に好意的に協力していただきました。感謝です。

出版は3月と聞いていますので、私もどのようなものが出来上がるのか、今から楽しみにしています！　皆様も書店に並びましたらぜひ手に取っていただければ幸いです！