トロントG20サミットデモは一部が暴徒化

公開日 : 2010年06月27日
最終更新 :
筆者 : MAKOTO

トロントは朝から小雨まじりのあいにくの天気。

それでもダウンタウンのクイーンズパーク(州立議事堂のある場所)には予告通り大勢の人がデモのために午前中から集結。我が家から近いので、行ってみました。

中に入って歩いてみると、意外にのんびりムードだったんですけどね。。。

こんな感じです。

それぞれの主張をプラカードにして、出発を待ちます。

沢山の警官に囲まれて、スタートです。

中絶の権利を主張しているのだと思います。

実際はこんな感じでデモは進んでいます。とても平和で、組織化されているデモだったんですが。。。

理由はわかりませんが、突然ケーキを食べ始めました。。。

デモ隊がアメリカ大使館の前を通り過ぎる時に、ちょっとした緊張が走ります。それは、日本で言うところの「機動隊」が姿を現したからです。

催涙弾を撃つライフルでしょうか。。。

これは威嚇射撃をするためのライフルでしょうか。。。。こういうのを間近に見るのは産まれて初めてです。。

バリケードの中に入り主張をする人に、声援が送られます。

逮捕される瞬間。

その瞬間をビデオでも撮ってみました。目の前でこういうことが起きたのですね。

警察のパトカーが焼き討ちにあいます。トロントでこういうことが起きるなんて、ちょっと信じられません。

完全に焼けてしまいました。

いたるところで、こういう場面に出くわします。

この「機動隊」がこん棒を強化プラスチックに叩き付けながら、さながら軍隊の行進のような音を立てて近づいて来ます。デモの方は「私達の街、私達の道路」と叫びながら、道をあけるように詰め寄ります。こういった光景がダウンタウンのあちこちで起きています。問題は、デモ隊が進みたい方向を「機動隊」が封鎖しているからです。

驚いたのは、こうしたこう着状態と見える状況が、ちょっとしたきっかけで暴徒化することです。報道によると、暴力的なデモをする集団がいるようで、その活動が問題を大きくしているようです。それが本当かどうかはわかりませんが、足止めをくっている間に興奮して怒鳴り始める人がいると、その場の雰囲気が一瞬にして変わります。その時に「あ、危ないな」と感じられます。

このような暴力的な方法は、良くないですね。

それにしても、G20サミットをきっかけにして分かった事は、普段から政府や社会、世界に対して不満を持っている人がこれだけ沢山いるのだ、ということと、暴力的な方法で訴える人はごくわずかで、午後からじゅうカメラかついで出ていましたが、出会うことはありませんでした。間もなく日が暮れますが、これ以上エスカレートしないように願うばかりです。

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