イタリア全土で SUSHI 人気まだまだ続く
イタリアでは、近年より引き続き SUSHI が大人気。 (あえて、寿司とは表記せず、ホンモノの寿司にリスペクトをはかりこちらで食べられている寿司については、SUSHIと表記する。)イタリアでのSUSHI事情は、ミラノを除き、基本的に中国人経営のALL YOU CAN EAT と呼ばれるいわゆる食べ放題形式(SUSHI意外にもチャーハンや中国料理が食べられることが多い。)のお店が大半を占める。もしかしたら海が近い都市では、可能かもしれない。だが、私が住むピエモンテ州は、海には面しておらず、残念ながらお魚屋さんに行っても毎日新鮮な魚が手に入るとは限らない。といった理由からも、日常の我が家の食卓の7割は、肉、野菜が中心となる。そんなピエモンテ州でもSUSHIブームは進行中で、安い価格設定からも若者に人気というから困ったものだ。一方、食べ放題の店ではなく、価格設定も妥当で内装もシックに演出されたSUSHI店は、辛口 スプマンテや白ワインと共に食事を楽しむ大人や財界人にも人気だ。ある日、どうしても日本人である私を連れて行きたいという友人の強引な誘いに今回は、断る理由が見つからず、トリノにあるSUSHI店へ行くことになった。
オマールエビのロール アボカド、ホタテマヨネーズのせ
サーモン(生)ロール 炙りサーモンとズッキーニの花のフライのせ
厨房は、友人が言うようにガラス張りで清潔な様子。メニューには、NIGHIRI(にぎり)、ROLL(巻き)、TEMAKI(手巻き)と続く。主流は創作ロールのようだ。創作ロールには、それぞれ名前がついており、具材からのネーミング以外にも、SENSEI、ONSEN、YAMAHA など日本語ではあるが具材を想像しにくい品も多数あって苦笑い。基本的には、アメリカで発祥したカリフォルニアロールの創作系といえる。アボカド、クリームチーズ、マヨネーズは人気商品には欠かせないようだ。メニューを長時間 凝視する私を厨房の中からフィリピン、中国、インドネシア系と思われる料理人の視線が集まる。寿司とは別世界だが、清潔で素材さえ悪くなければ、創作SUSHIとしてのカテゴリーが欧米人に流行るのもわかる気がした。日本好きで日本にも何度か訪れたことのある友人がなぜか自慢気であったのが微笑ましかった。
筆者
イタリア特派員
YUCA
イタリア ピエモンテ州 アスティ在住。 フードスタイリストとして活動15年目、アスティにて起業。
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