七夕の夜 ワイングラスを片手に中世のお城で星に願いを☆

公開日 : 2017年07月09日
最終更新 :
筆者 : YUCA
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7月7日。

七夕は、子供の頃から祝日ではないが、なんだかワクワクした特別な日であった。

イタリアでは、七夕という風習は残念ながらない。だが、流れ星が一年中で一番発見できるとされる8月10日 San Lorenzo (サン ロレンツォ)と呼ばれる日がある。この日は、イタリア中で夏の澄んだ夜空を見上げては、星に願いを唱える。

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今年は7月7日が金曜日だったため、アスティ近郊にある人口 約500人という町

Moasca(モアスカ)にあるお城で素敵なイベントが行われると新聞で知り、主人と行ってみることにした。

アスティ市内からは、車で約30分。14世紀に建てられたモアスカ城にて行われたロマンチックなイベント。

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まずは、受付にてチケットを購入。

何と言ってもワインの町ですからワインなしでは始まらない。

ワイングラスと3種類の試飲つきでなんと5ユーロ!ワイングラスはお持ち帰りもOK!

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提供されたメニューは、いたってシンプルにピエモンテ州 どストライクの郷土料理!

・Battuta di fassone con castelmagno

ファッソーネ牛のカルネクルーダ(生肉)カステルマーニョチーズとともに

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・Agnolotti del plin con burro e salvia o ragu`

地元特産の手造り詰め物パスタ アニョロッティ バターとセージのソースかラグーソース

・Torta di nocciola tonda gentile del Piemonte

地元のヘーゼルナッツをふんだんに使ったヘーゼルナッツケーキ

・Degustazioni di formaggi

地元産のやぎのチーズ盛り合わせ。

・小麦粉の精製にもこだわったピッツェリア(ピザ屋さん)の Pizza(ピッツァ)もあり。

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星空の下、この日の雰囲気にあった落ち着いた生演奏もあり、ほっと一週間の疲れが和らぐのを感じる。

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テーブル席も用意されており、友人夫婦と素敵な時間を共有する。

ほぼ満月の月明かりで流れ星は探せなかったが、澄んだ空気と地産地消のシンプルだが外さない愛情たっぷりの料理に造り手の顔を知る地元のワイン。スローな七夕の夜を過ごす。

【データ】

MOASCA

筆者

イタリア特派員

YUCA

イタリア ピエモンテ州 アスティ在住。 フードスタイリストとして活動15年目、アスティにて起業。

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