ツノの無い鬼、雑司ヶ谷鬼子母神

公開日 : 2019年11月12日
最終更新 :
筆者 : みみ

こんにちは!

地球の歩き方 東京特派員ブログ担当のみみです。

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豊島区雑司ヶ谷(ぞうしがや)にある「鬼子母神(きしもじん)」をご紹介します。

JR池袋駅や目白駅から歩いても15分ほどで到着する鬼子母神は、緑の多い場所にあります。

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鬼子母神は、インドで訶梨帝母(カリティモ)と呼ばれていて、多くの子供を産みました。

ところが性質が暴虐で、小さな子供をとって食べてしまうので人々から恐れられていました。

その様子を見たお釈迦様は、その過ちからカリティモを救うために、末っ子を隠してしまいました。

カリティモは嘆き悲しみました。

するとお釈迦様は、「たくさん子供がいるあなただって、子供を失うことは悲しいでしょう? あなたが人の子をとって食べているということは、その両親がどれだけ悲しんでいるかわかりますよね」と戒めました。

そこでカリティモは初めて今までの過ちを悟り、お釈迦様に帰依、その後安産子育ての神となることを誓って人々に尊崇されるようになりました。

雑司ヶ谷の鬼子母神の「鬼子母神像」は、鬼ではなく幼児を抱いた菩薩の美しい姿をしているので、漢字の「鬼」の上にある角(つの)を取った鬼の字を使っているんだそうです。

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鬼の文字に注目です。

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豊島区の郷土玩具「すすきみみずく」

病気で倒れた母の回復を鬼子母神様に願った娘の前に蝶が現れ、「近くに生えているススキの穂でみみずくを作り、お堂の前で売りなさい」と言いました。

娘が言われたとおりにすると、鬼子母神様のご利益があると飛ぶように売れ、娘は母に薬を買うことができ、2人で幸せに暮らしたということです。

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境内で販売されている「おせんだんご」

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日本最古の駄菓子屋 「上川口屋」

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樹齢700年以上という大公孫樹(おおいちょう)

見どころがたくさんある 雑司ヶ谷 鬼子母神へぜひお出かけになってみてくださいね。

【雑司ヶ谷 鬼子母神】

東京都豊島区雑司ヶ谷3-15-20

・JR池袋東口から徒歩15分

・JR目白駅より 都バス新宿駅西口行き 「鬼子母神前」下車

・都電荒川線 「鬼子母神前」下車

・東京メトロ 副都心線 「雑司が谷」下車1番出口より徒歩5分

http://www.kishimojin.jp/index.html

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