前身は「佃の渡し」!1964年の東京オリンピック大会に誕生した「佃大橋」【東京】
橋の長さが約220mという渡り甲斐がある緑色の橋「佃大橋(つくだおおはし)」。東京、中央区の佃/月島と湊/明石町を結ぶこの橋が隅田川に開設されたのは、1964年の東京オリンピックの年でした。
320年続いた「佃の渡し」からバトンタッチ
戦後に初めて隅田川に架けられたのが東京都中央区の「佃大橋」です。1964年の東京オリンピックに向けて、体育館などの施設やインフラが多く整備されましたが、この橋もその一環として建設されました。当時としては珍しい先端技術によって造られ、後の架設工事に大いなる影響を与えた橋なのだそうです。
佃島と船松町(旧)間には1945年から「佃の渡し」が通っていましたが、「佃大橋」が完成したことによって約320年続いた歴史に幕を閉じました。現在では「佃島渡船場跡」として中央区民文化財に登録されている史跡となっています。
※ 佃島渡船場跡: 東京都中央区湊3丁目18−13
「佃大橋」から見る開放感あふれる隅田川の景色
「佃大橋」の一端、月島方面から橋を渡ってみます。
比較的狭い通路を進むと、そのまま橋につながっています。
長い橋の上から見る景色は開放感たっぷり! ちょうど右手前方に明石町の聖路加ガーデンが目に入ります。
車道の向こうに見えるのは、新川と佃をつないでいる「中央大橋」。その後ろには「永代橋」、「スカイツリー」と東京のシンボルたちが連なっています。
明石町方面の出入口もスロープになっているので自転車も通行可能です。
「佃大橋」自体はとてもシンプルなデザインで目立った装飾などはありませんが、隅田川のダイナミックさを体感できるすばらしい橋のひとつだと思います☺︎
アクセス
■ 佃大橋(つくだおおはし)
・住所: 東京都中央区月島1丁目/中央区湊3丁目
・最寄駅:東京メトロ 月島駅/新富町駅
【参考】
・ 佃島渡船場跡 現地案内板(中央区教育委員会)
※ 2021年8月現在、東京都では新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態措置がとられています。お出かけの際は、東京都のウェブサイトを確認いただき、地域のルールに沿った行動をお願いいたします。
筆者
東京特派員
marie
海外生活を経て日本に帰国してから、住み慣れた東京を半分旅行者の目線で見るようになり町の新たな魅力を再発見しています。
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