打吹山の中腹にある室町時代の建造物にして国重要文化財「長谷寺」をゆく!

公開日 : 2021年11月26日
最終更新 :
筆者 : miumiu
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こんにちは。東伯郡琴浦・鳥取特派員「miumiu」です。

食欲の秋ということで食いしん坊な話題を中心になんぞかんぞ紹介していますが、雪深い鳥取県の冬を前に気持ちのよい秋晴れの休日は自宅にいるのがもったいなくて紅葉や秋の味覚を楽しんでいます。

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倉吉市(くらよしし)にある打吹天女伝説が伝えられている倉吉市のシンボル「打吹山」のふもとにある「打吹公園」は、明治37年、時の皇太子殿下(後の大正天皇)が山陰地方を行幸された際、宿泊地として整備をし記念として開かれた公園、打吹山山頂に登ったことを以前ブログで紹介しましたよね。

(打吹天女伝説をゆく!倉吉市(くらよしし)のシンボル「打吹山」山頂(打吹城跡)を目指す!記事)

(打吹天女伝説をゆく!倉吉市(くらよしし)のシンボル「打吹山」山頂(打吹城跡)登頂!記事)

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打吹山山頂を目指していたとき「長谷寺」への案内板、のぼり旗を見かけて立ち寄りたい気持ち高まりながらも目的地が山頂だったので、またの楽しみにとっておくことにしました。

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しかし、打吹山を見るたび中腹あたりで見える建物がすごく気になったので「ときはきた!」秋晴れの気持ちのよい天気の休日、打吹山ルート(徒歩約20分)ではなく長谷寺の参道ルート(徒歩約10分)で「長谷寺」目指し歩きました。(幸いイノシシに出くわすことなく無事目的地まで歩くことができました)

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歩き進めながら足元を見るとシイの実を発見! 炒って食べると香ばしくておいしいんだよなぁ~。

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苔っぷりがいい味わいを出している石段が続きますが手すりもあり山道のような険しさもありません。

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鐘の音色がしたので「長谷寺」が近いかな?と思うと謎の力が出て歩くスピードが上がりしばらくすると目の前にのぼり旗とともに建物が見えました、おぉ! 下から見上げる建物が「長谷寺」本堂内厨子は国の重要文化財で山陰地方で数少ない室町時代後期の建造物なんだそうです。

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ふぅ、参道を歩き切ると複数の建物と石像、地蔵の姿が見えました。あと、のぼり旗の先を歩き進めると打吹山展望台に合流するんですが道中、いくつかの石像があり古道チックな気分を味わえますよ。

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「仁王門」は、入母屋造の八脚門で、延宝8(1680)年の造営らしく両側に仁王像を安置しています。

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「長谷寺」には、古くは天文5(1536)年、天和、延宝、貞享、元禄、安、天保、嘉永とそれぞれの時代に描かれた絵馬が多く奉納されているのですが、なかでも、平安時代前期の貴族・宮廷画家の巨勢金岡が描いたといわれる「天分18年白馬之図」が、夜な夜な絵から抜け出して暴れまわったという伝説が残る鳥取県保護文化財指定の絵馬が有名。絵馬堂(大小約50点の絵馬が奉納されています)の見学料は500円、そして要事前連絡です。

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毎年2月に、初観音会式後(白壁土蔵群内本町通りに露店が参道に並ぶ「観音市」が開催されます)、「長谷寺」で牛玉授け行事が行われるのですが、なんでも、天台宗の古刹・長谷寺で行われる行事で午前0時から行われます。商売繁盛、五穀豊穣、家内安全など新しい1年の"福"を授かろうと、牛玉(ごおう)宝印を記した福木(平年は12本、閏年は13本)を参拝者が競って奪い合います。

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こぢんまりとしたお寺なのかな?と思っていたのですが道中石像、地蔵を多く見かけ、ご利益的なお地蔵さんもいくつかありました。こう表現していいものか? 迷いますが"テーマパーク"のようなわくわく感さえありました。とはいえ、神社仏閣巡りや山歩きが好きな人向けかな?

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新型コロナウイルス感染症も落ち着いた感がある鳥取県ですが、まだまだ油断できず感染拡大の恐れもありますので「ぜひ来てください!!」と大きく言えません。

また、新型コロナウイルス感染症が落ち着き鳥取県にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

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「長谷寺」

・住所: 鳥取県倉吉市仲ノ町2960

・拝観: 本堂内見学8:00~17:00

・連絡先: 長谷寺(0858)22-3272

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筆者

鳥取特派員

miumiu

鳥取県の魅力を鳥取弁で発信したいと思っていますのでヨロシクお願いします。

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