九尾の狐伝説の殺生石が割れた!「史跡 殺生石」
九尾の狐伝説の発祥とされる那須にある「殺生石」。
以前記事にしたばかりだったのですが、2022年3月5日辺りに「殺生石」が割れているとの情報が流れました。
以前、私も訪れたばかりで真相はいかに?
参考記事
那須に伝わる九尾の狐伝説「殺生石」
さっそく訪れてみた次第です。
3月でいくぶん暖かくなってきてはいましたが、那須にはまだ雪が少し残っていました。
史跡 殺生石
徒歩で数分後、殺生石の前に来ると見事に真っ二つに割れています。
元々の殺生石の状態
こちらは割れる前の状態です。縄が巻いてあり、以前からひびが入っていたのが見受けられます。
九尾の狐伝説
平安の昔、帝(みかど)の愛する妃に「玉藻の前」という美人がいたが、これは天竺(インド)、唐(中国)から飛来してきた九尾の狐の化身でした。帝は日に日に衰弱し床に伏せるようになり、やがて、陰陽師の阿倍泰成がこれを見破り、上総介広常と三浦介義純が狐を追いつめ退治したところ、狐は巨大な石に化身し毒気をふりまき、ここを通る人や家畜、鳥や獣に被害を及ぼしました。やがて、源翁和尚が一喝すると石は三つに割れて飛び散り、一つがここに残ったと言われています。その石が「殺生石」と伝えられています。
殺生石の由来を見ると何か災いの前触れか?
と色々な憶測が飛びます。
由来を見る限り、もともと割れて飛び散った石が殺生石なので割れても特に何もないような?
さらに私が訪れて思ったのは、那須温泉郷にいくぶん人が多く訪れるようになった気がします。
悪いことばかりとは限らないような気がしてます。
今後、殺生石がどうなるかは? わかりませんが、そんな時代とともに変わりゆく栃木県を今後もお伝えして行ければと思います。
■殺生石
・住所: 栃木県那須郡那須町大字湯本
筆者
栃木特派員
KEY
生まれも育ちも栃木県です。新たな時代の変化など自分の目で確かめ、少しでも栃木県の魅力を発信できればと思い執筆しています。
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