各家庭で受け継がれた伝統の蕎麦「仙波そば」

公開日 : 2022年01月30日
最終更新 :
筆者 : KEY

栃木県佐野市の仙波地区。

ここにご当地そばがあることに気がつきました。

ということで今回は佐野市にあるご当地そばのご紹介。

その名は「仙波そば」

仙波そば加工販売部会

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大きな看板でブランド仙波そばとあります。

確かに存在しており、ここだけが「仙波そば」という訳ではなく旧葛生、仙波地区のこの辺りの蕎麦処を指すのかと思います。

車の数でわかりますが、かなり人気があるようです。

仙波地区は多湿を嫌うそばに適した水はけのよい傾斜地で、山あいならではの朝晩の寒暖差等、蕎麦の好条件となり、長く栽培されてきた歴史を持っている模様。

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※注:営業日が土日のみ。

営業時間が11:00~14:00となっており、少々ハードルは高いです。

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実はここは農村レストランのようなスタイルで佐野市農林漁家高齢者センターとなっております。

地元の方々が外の人にこの地のブランド「仙波そば」を提供してくれる施設なのです。

大もりそば+天ぷら

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とてもきれいな蕎麦ですね。

この地域では昔はお母さんが蕎麦打っていたとされており、仙波に嫁に行くならそば打てねぇと、と言われた事もあったとされてます。

どこかで習ったわけでもなく、先輩やいろんな人の見て覚えたとか。。

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地産の天ぷらももちろんおいしい。

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香り豊かでソフトな嚙み心地。つゆののりもよくとてもおいしい。

特徴的なのはそばの伸ばし方だそう。

仙波そばの特徴

特徴的なのはそばの伸ばし方。一般的なそば打ちは最後、角出し(四つ出し)という工程で全体を長方形にまとめた上で切る。しかし仙波地区は、丸い伸ばし方で切るという。

それこそ家のばぁさんが打ってたそばが元だから丸いんだよ(笑)。これだと包丁が小さくても切れたからなんじゃねぇかな。長さがちょっとだけ短くなるけど、味はいいと思うんだ。

仙波そば加工販売部会の「仙波そば」は女性ならではの合理的な方法で作られていたのが残ったある意味、家庭的な蕎麦だったのですね。

おいしい蕎麦とどこか懐かしい雰囲気。

とてもいい経験ができました。

※コロナ禍ということもあり、しっかりとした感染症対策を施し、または落ち着いてからの訪問をおすすめします。

■仙波そば加工販売部会(農林漁家高齢者センター)

・住所: 栃木県佐野市仙波町2445-1

・TEL: 0283-86-2918

・営業時間: 11:00〜14:00

・定休日: 月〜金曜日

筆者

栃木特派員

KEY

生まれも育ちも栃木県です。新たな時代の変化など自分の目で確かめ、少しでも栃木県の魅力を発信できればと思い執筆しています。

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