テルアビブがカオスに!ユダヤの仮装祭りプリム
今年もプリムの季節がやってきました! プリムはユダヤのお祭りで、この日は老若男女仮装をして盛大にパーティーを楽しみます。今年は3月12日がプリムだったので、その前後に国中でたくさんのお祭りが開催されました。テルアビブのストリート・パーティーを中心に、今回はイスラエル人のプリムの楽しみ方についてご紹介。
<プリムの由来>
プリムには実は古い由来があり、旧約聖書にある「エステル記」にちなんだお祭と言われています。紀元前5世紀頃にユダヤ人がペルシアの支配を受けていた時代。ペルシア王がユダヤ人虐殺を企んだところ、ユダヤ人の王妃エステルがそれを阻止しました。ユダヤ人が危機を免れたこの故事を祝うようになったのがプリムの由来です。後に、何故かプリムは仮装と結び付けられ、総国民が仮装を楽しむ現代の形となました。ちょうど時期的にもイスラエルの春の到来と重なることもあり、プリム祭は年間を通して一番楽しくてハッピーなユダヤの祭日と言われています。
<国内各地で仮装パーティー>
現代のプリムのお祭りは仮装パーティーです。幼稚園や学校ではもちろんの事、職場でも仮装パーティーが開かれます。その他地方自治体による仮装パーティーやパレードが開かれ、国内はお祭りムードに包まれます。その中でもテルアビブのストリートパーティーは国内最大規模で、テルアビブ市内はもちろんのこと、地方からもたくさんの人がテルアビブに駆けつけます。
<テルアビブのプリム・ストリート・パーティー>
(下)ストリート・パーティーの開催場所、ハ・メディナ広場に向かう道は、たくさんの人と車で大渋滞です。
(下)こちらはハ・メディナ広場近くのパーティー会場入り口。ここの辺りは完全歩行者天国になり、さらに人の量が増えていきます!パーティーではセキュリティ体制も厳重で、パーティーエリアに入るためには荷物チェックが入ります。
(下)こちらはブラピ風?に仮装したお父さんが、何やらカートでお子さん二人を引いて歩いていたところをパチリ。わざわざ立ち止まってポーズを取ってくれました。
(下)プラスチック皿で作った羽があまりにも見事だったので、こっそり後ろから撮らせてもらいました。工夫心が素晴らしくてイスラエル人らしいです。
(下)プリムでは、子供たちもいつもは着ないようなドレスでお出かけします。
(下)花嫁に女装したマッチョな男性。イスラエルの結婚式では、花嫁がウェディング姿で踊りまくるので、そんな様子まで体現していました。
(下)今年は着ぐるみ系が多かった気がします。こちらは何やら踊りまくっていた恐竜の着ぐるみ。
(下)ハ・メディナ広場の中心部はDJステージが設営され、屋外ディスコ状態に。みなさん昼間から飲んで踊って弾けています!
(下)こちらは映画「スリーハンドレット」のコスチュームをつけたグループ。なかなか本格的です。
(下)家族一家で、宇宙人?に仮装。
(下)仏教の僧侶に扮したグループ。不謹慎ですが宗教系コスチュームはイスラエルでは王道で、他にもキリスト教の神父や修道女のほか、超正統派ユダヤの衣装もよく見かけます。
いかがでしたでしょうか。パーティー好きのイスラエル人は、楽しむときはとことん楽しみます。イスラエル流のパーティーライフを楽しみたい方は、プリムの時期にイスラエル旅行を計画することをお勧めします!
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。