トップ > 中東 > イスラエル > テルアビブ特派員 > 死海のほとりのオアシス、アルゴット渓谷で沢歩き

イスラエルイスラエル/テルアビブ特派員ブログ

死海のほとりのオアシス、アルゴット渓谷で沢歩き

カテゴリー:自然・風景 / 見所・観光・定番スポット 投稿日:2016年6月23日

砂漠のオアシスでアウトドア・アクティビティが楽しめるスポットとして人気な、エン・ゲディ国立公園。公園内では迫力満点なキャニオンの風景の中に滝や小川、自然のプールがたくさんあり、沢歩きが楽しめます。レベルに合わせて複数のハイキングコースがありますが、公園内を流れるダビデ川とアルゴット川のそれぞれのエリアに大きくコースが分かれます。今回は、アルゴット川とその渓谷のエリアでの沢歩き体験についてご紹介。

アルゴット渓谷


<聖書にも出てくるエン・ゲディ>

エン・ゲディは死海のほとりに位置するオアシスの町。現在ではリゾート施設を運営するエン・ゲディ・キブツや、エン・ゲディ国立公園のおかげで観光客を集めるスポットとなっています。エン・ゲディは旧約聖書にも登場する古い町で、サウルがダビデを追ってやってきたま場所と記されています。紀元前10世紀ごろイスラエル王国の最初の王であったサウルが、預言者によって次の王に選ばれたダビデに嫉妬し兵を率いて彼を暗殺しようと画策した際、ダビデが身を隠した場所がエン・ゲディでした。(なお、その後ダビデは王に即位。言わずと知れたミケランジェロ作の彫刻「ダビデ像」のモデルでもあり、イスラエルの国旗のに描かれている六芒星「デービットの星」の由来となった人物です。)


アルゴット渓谷


<本物の砂漠のオアシス>

今回の歩いたアルゴット渓谷のコースは、入場ポイントからゆっくり歩いて1時間ほど先にある「Hidden Waterfall (隠された滝)」を目指すコース。国立公園に入場して最初に目にする風景が下の写真です。緑がほとんど見当たらない、乾ききった岩肌が目の前に広がります。6月ですが気温も35度以上、木陰もなく、直射日光に照らされる中でハイキング。この先に本当に滝などが存在するのかと目を疑ってしまいますが、ここは「砂漠のオアシス」。


アルゴット渓谷


20分ほど歩いていくと、緑が増え始め、かすかですが沢の音も聞こえてきます。

アルゴット渓谷


ハイキングコースはだんだんと渓谷を下ります。運動不足の体には少し堪えますが、四つん這いになったり手を貸してもらったりしながらなんとか行き着いた先には、小川が! ここが本当に砂漠の中のオアシスであると実感する瞬間です。 ここからハイキングコースは浅い小川の中に突入し、文字通り「沢歩き」となります。灼熱の太陽を浴びながら乾いた山肌を30分以上歩いた体には、その清流の気持ちいいこと! 足首までの深さですが、これだけでも全身がリフレッシュされるのです。水の中には、何なや黒いレンズ豆の形をした生き物が所々で動いているのが見えます。よく見てみると、ゲンゴロウでした。その他カエルやオタマジャクシ、ヤゴなど、たくさんの水辺の生き物を観測できるのも、アルゴット渓谷の魅力と言えます。


アルゴット渓谷


アルゴット渓谷


<大自然のプールを独り占め>

中間地点を過ぎたほどのところで、自然のプールと小さな滝がある穴場スポットがありました。ここでは水着になり水の中で一時休憩。滝の水は少し冷たいのですが、火照った体を冷ますにはうってつけです。大自然の中、小さな滝壺を独り占めできるこ贅沢を満喫します。


アルゴット渓谷


<ついに到着した「隠された滝」は感動モノ!>

休憩後は、濡れた水着の上まらそのまま短パン、Tシャツを着て、ハイキングのを再スタート。炎天下の中をまた歩きます。着ている衣服が乾きかけた頃、渓谷がどんどん狭くなり、小川が干上がってしまったかと思うと、正面は細くカーブしながら流れ落ちる滝が! 渓谷の奥にひっそりと佇む滝は、まさに「隠された滝」そのもの。その存在感、その美しさはまさに感動ものです。

アルゴット滝


こちらの滝壺も透き通った浅いプールを形成していて、1時間の灼熱のハイキングコースで干からびた体を潤すのにはピッタリです。大自然に囲まれ、滝の音を聞きながらひんやりとした水の中で脱力する。 至福の一時です。


アルゴット渓谷


滝壺で沢遊びを満喫した後は、今までと同じルートで帰路につきます。また炎天下を1時間半近く歩くと思うと気が遠くなってしまうのですが、大丈夫。帰路は思いのほか短く感じられる上に、疲れたら点在する自然のプールで休憩すればいいのですから。今回は帰り道で国立公園のガイドさんに出くわし、話を聞くことができました。夏季の公園の閉園時間は17時に定められているのですが、その理由はその時間帯以降はこの地域に住む野生動物たちが飲み水を求めて渓谷を下りてくるからであるということ、この辺りで観察することができる動物にはアイベックスという長いツノを持つヤギ属の仲間やキツネ、ジャッカルの他、かわいいげっ歯類の仲間などであること等を教えてくれました。

イスラエル旅行で死海にまで足を伸ばしたら、ぜひオアシスで沢歩き体験してみることをお勧めします。


<アルゴット渓谷情報>

正式名:Wadi Arugot
開園時間:8:00〜17:00(夏季)、8:00〜16:00(冬季)
入園料:大人1人29シェケル(1000円程度)

記事の商用利用を希望される際はコチラからお申し込みください。

田澤 潤子

イスラエル・テルアビブ特派員の田澤 潤子が現地から中東地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

いっしょに読みたい 関連記事

最近の画像

画像一覧へ

カテゴリーから記事を探す

月別記事一覧

特派員プロフィール

イスラエルイスラエル/テルアビブ特派員
名前:田澤 潤子

田澤 潤子

上智大学比較文化学部卒。日本貿易振興機構(ジェトロ)での勤務を得て、イスラエル人との結婚を機に2014年テルアビブへ移住。現在はイスラエルのIT企業で日本向けマーケティングと事業提携を担当、2国間のビジネスギャップに日々奮闘しています。ビジネスや観光の面で日本とイスラエルを繋ぐことに貢献したいと思っているので、お気軽にご連絡下さい。メールFacebookLinkedIn DISQUS ID @disqus_eYIDdB6AVf

テルアビブ特派員トップにもどる

その他のイスラエルの特派員

テルアビブヤッホを旅する

その他のエリアから探す

特派員募集中!

日本国内、海外を問わず特派員は随時募集しております。ご興味のある方はぜひご応募を!

テルアビブ特派員トップにもどる

トップ > 中東 > イスラエル > テルアビブ特派員 > 死海のほとりのオアシス、アルゴット渓谷で沢歩き

PC版で表示

運営会社と個人情報保護について