【ジョージア】晩秋サムツヘ・ジャヴァヘティ⑤~ゼダ・ヴァルジアまで
トモグヴィ村滞在3日目はヴァルジア遺跡のさらに奥にあるゼダ・ヴァルジア修道院まで行ってみました。
アレクサンドレの宿の前の道をヴァルジアに向かって歩きます。
この辺りは雄大な風景が広がっているので歩いていても飽きません。
↑道中の風景。
トモグヴィ村からヴァルジア遺跡までは約5km、1時間程度で到着。
ヴァルジア遺跡はこの辺りで最大の観光スポットですが、私はすでに行ったことがあるので今回は通過します。
↑ヴァルジア遺跡。
↑ヴァルジア遺跡は右、ゼダ・ヴァルジア修道院は左。
↑道標があります。
そこからさらに2kmほどでゼダ・ヴァルジア修道院の入口まで到着します。
この辺りはパラグライディングが盛んなようで、あちこちに案内が見られました。
↑道中で見られたパラグライディングの案内。
さすがにこのコロナ禍では飛行している人はいませんでしたが、上を見上げるとワシかタカだと思しき鳥が羽を動かさずに空中浮揚しています。
その姿はまさにパラグライダーのようで、このスポーツはワシやタカの飛行からヒントを得たのではないかと想像しました。
ちなみにこれは私の想像に過ぎず、そのような記述はありませんでしたが、始まりは1978年ということで比較的新しいスポーツだそうです。
↑あと1kmほどの地点で右折の表示あり。
英語で"Upper Vardzia Nuns Monastery"という看板が出ている場所から北側の小道に入り、さらに約1km進んだところに修道院があります。
ゼダ・ヴァルジア修道院は11世紀に建立されたそう。
↑ゼダ・ヴァルジア修道院へ向かう小道。
↑ゼダ・ヴァルジア修道院。
↑ゼダ・ヴァルジア修道院の鐘。
この辺りはトルコ国境から約10km。
急ぐ道のりではないので、クラ川のほとりで休憩をとります。
↑トルコ国境付近の風景。
トビリシ市内を流れるクラ川(ムトゥクヴァリ川)。
この辺りは、トルコから流れるそのクラ川の上流地域に当たります。
川岸に生えていたオナモミはトモグヴィからヴァルジア一帯に植生しており、ハイキングをしていると靴ひもなどについてきます。
↑クラ川。
↑この一帯に植生してるオナモミ。
帰りがけにヴァニス・クヴァベビという洞窟遺跡に寄りました。
ヴァルジア地域はかつては巨大な洞窟都市であったそうですが、1283年の地震などで大半が破壊されたそうです。
そのため、現在残っているヴァルジア遺跡はかつての3分の1に過ぎないそう。
ヴァルジア遺跡の周りにはほかにもところどころに洞窟の跡が残っており、ヴァニス・クヴァベビも小型の洞窟都市となっています。
しかし2021年11月の時点では閉鎖中のため、遠くから撮影。
↑ヴァニス・クヴァベビ遠景。
ゼダ・ヴァルジア修道院までのハイキングコースは往復約17kmで約5時間かかりました。
宿に帰ると主人が日曜大工をしていました。
穀物倉庫に取りつける扉を作ったとのことで、息子のマテと一緒に取りつけを手伝います。
↑息子を乗せて作業に向かう。
宿から500mほど歩いたところに主人の畑があり、その脇に穀物倉庫がありました。
山に沈もうとしている上弦の月がこの旅の最後の風景として目に焼きつきます。
トモグヴィ村へは、次はまたすぐに戻って来られるでしょう。
↑穀物倉庫のドアの取りつけ。
↑収穫が終わったあとの畑。
↑山に沈む月。
【必要な持ち物(11月中旬時点)】
・冬用の服装
・大きめのペットボトル(ハイキング時の飲料水用)
・日焼け対策(気になる場合)
【マルシュ情報】
トモグヴィ村→アハルツィヘ
・日時: 毎日 13:00/15:00 路上で手を挙げて停車
・運賃: 5ラリ(後払い)
アハルツィヘ→トビリシ
・日時: 毎日 6:20~19:00(画像参照) アハルツィヘ・ターミナル発
・運賃: 10ラリ(前払い)
【注意】
コロナ禍のマルシュの運行は流動的なので必ず最新情報の確認が必要となります。
↑トビリシ行きの時間はこのように表示されていますが、この通り運行されているとは限りません。
※アハルツィヘ、ヴァルジア、トモグヴィなどへの行き方は過去記事も参照。
↑ゼダ・ヴァルジア修道院。
↑ヴァニス・クヴァベビ。
1ラリ≒36.7円(2021年月日現在)
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
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