【ジョージア】晩秋サムツヘ・ジャヴァヘティ②~アレクサンドレの宿とトモグヴィ要塞

公開日 : 2021年11月20日
最終更新 :
筆者 : fujinee

アハルツィヘで一泊したあとは12:20発のヴァルジア行きのマルシュルートカ(乗り合いヴァン、マルシュ)でトモグヴィ村へ向かいます。

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↑小雨降るアハルツィヘのバス・ターミナル。

トモグヴィ村のゲストハウス・アレクサンドレに初めて来た頃は、半年に一度はこの場所に戻ってこようかと思っていましたが、その後コロナ禍になってしまいました。

ちょうど昨年の今頃も、「そろそろ行こうと思っているから」とメッセージを送った矢先に規制が強化されてしまい、予定が崩れてしまったという経緯もあります。

それだけに、またヴァルジア行きのマルシュに揺られるのは感慨もひとしおです。

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↑ヘルトヴィシ村~トモグヴィ村の風景。(2020年6月撮影)。

アスピンザ手前で席から転げ落ちそうになる未舗装の道も、わざわざマルシュを待たせてパン屋にパンを買いに行く乗客も、右側の車窓に広がる雄大な風景も、すべてこの場所に帰ってきたという証し。

宿でマルシュを降りると、裏庭で作業をしていた主人が出てきて再会の抱擁を交わします。

トモグヴィ村周辺は見どころだらけなので、挨拶もそこそこに済ませ、まずはトモグヴィ要塞へ出かけます。

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↑ゲストハウス・アレクサンドレ。

前回は行き方がわからなかったトモグヴィ要塞。

宿の前の道をヴァルジア方面に歩いていくと「ティレビ(Tirebi)」という宿へ向かう小道があります。

この道をムトゥクヴァリ川(クラ川)へ向かってくだっていくと吊り橋があります。

吊り橋を渡って奥へ行くと木の門があり、この門を通って左側へ行くとそのティレビの宿があります。

トモグヴィ要塞はこのティレビの宿の左側から登っていくとたどり着きました。

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↑この看板のところから川に向かってくだっていきます。

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↑この吊り橋を渡り......

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↑この門を通って......

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↑この矢印の方向に登りました。

特にコースのマーキングはありませんが、先人が通った跡が道のようになっています。

スマホにMaps.Meがインストールされていればそれと比較して、ルートからなるべく外れないように登っていけばトモグヴィ要塞まで行くことができます。

要塞付近で急こう配ルートが短区間あり、砂利道が多いので少なくともハイキング用の靴で挑んだほうがよいと思います。

しかし長いルートではなく、1時間強で上までたどり着きました。

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↑トモグヴィ要塞。

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↑城壁の残骸もあり。

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↑トモグヴィ要塞からの眺め(ヴァルジア方面)。

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↑トモグヴィ要塞からの眺め(トモグヴィ村方面)。

トモグヴィ要塞の内部には入れないようですが外周を回ることができ、ヴァルジアやトモグヴィ方面の景色が俯瞰できます。

復路は元の道を戻ってきました。

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↑登山道にも数々の遺跡あり。

思えば初めてアレクサンドレの宿にやってきてから約2年が経過しています。

アレクサンドレ夫妻には3人の子供がおり、初めて来たときにはまだ歩き始めたばかりだった末っ子のマテももう4歳。

まさにやんちゃな盛りといった感じで、隙を見ては私にいたずらを仕掛けてきます。

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↑庭に放し飼いにされているニワトリ。

トモグヴィ村ではこの時期(11月中旬)、最低気温がマイナス5℃くらいまで下がります。

アレクサンドレの宿は主人がすべてDIYで建てた宿なので、残念ながらセントラル・ヒーティングではありません。

簡易的な暖房器具を貸してもらえましたが、夜は上着を着て就寝することになります。

夜は星空を眺めるのも私の楽しみのひとつです。

トモグヴィ村まで来るときれいな星空が頭上に広がっています。

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↑リヴィング・ルームのペチカ。

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↑ペットのオウム。

【必要な持ち物(11月中旬時点)】

・冬用の服装

・大きめのペットボトル(ハイキング時の飲料水用)

・日焼け対策

【あるとよい持ち物】

・Cタイプのマルチソケットのコンセントタップ(部屋のコンセントタップがひとつしかないため、あると重宝します)

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↑トモグヴィ村の風景。

【マルシュ情報】

アハルツィヘ→ヴァルジア

・日時: 毎日 10:30/12:20/17:30 アハルツィヘ・ターミナル発 (ほかの便もあり)

・運賃: 5ラリ(前払い)

※トモグヴィ村までも同料金、トモグヴィ村で下車する場合は事前の宿の名を運転手に伝えておくとそこで降ろしてもらえます。

【宿情報】

■ゲストハウス・アレクサンドレ

・今回は1泊60ラリのダブルルームをふたりでシェア、ただし夕食・朝食代が30ラリになっていたので、ひとり1泊60ラリでした。

・トモグヴィ村では商店がない(あるが閉まっている)ので、食事は宿に依頼するのが一般的です。

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↑ゲストハウス・アレクサンドレの夕食。

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↑ゲストハウス・アレクサンドレのダブルルーム。(2019年12月撮影)。

※宿の予約は以下より。

【注意】

コロナ禍のマルシュの運行は流動的なので必ず最新情報の確認が必要となります。

※アハルツィヘ、ヴァルジア、トモグヴィなどへの行き方およびアレクサンドレの宿については過去記事も参照。

↑アハルツィヘのバス・ターミナル。

↑ゲストハウス・アレクサンドレ。

↑トモグヴィ要塞へ登るにはまず、このTirebi Farmhouse Hostelを目指しました。(さらにその南西側がトモグヴィ要塞)。

1ラリ≒36.6円(2021年11月20日現在)

筆者

ジョージア特派員

fujinee

ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。

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