【ジョージア】晩秋サムツヘ・ジャヴァヘティ①~アバストゥマニとヒッチハイク
アハルツィヘを訪れるのはもう4回目。
私はディドゥベからアハルツィヘへの路線が好きで、ボルジョミ周辺の建築や、アハルツィヘ手前の平原の風景を見ると気分が盛り上がります。
↑ボルジョミ付近の風景。
↑アハルツィヘ近郊(車窓より)。
12:00頃にアハルツィヘに着くと宿を押さえ、そのままアバストゥマニまで向かいます。
↑青字表記が「アバストゥマニ」。
アバストゥマニはオツヘ川という河川沿いに位置する療養地で、旧ソ連時代の天文台がある町です。
12:30発アバストゥマニ行きのマイクロバスがアハルツィヘのバス・ターミナルで待機していました。
アバストゥマニまでは約1時間で到着しました。
↑現在は使われていないアバストゥマニのロープウェイとその駅。
その天文台は高台にあるので、約5kmの山道を登ります。
高低差約400mの坂ですが距離が長いので、往復で2時間半ほどかかりました。
↑改修中の教会、この辺りから天文台まで山道を登ります。
↑天文台への山道。
アバストゥマニ天文台は1932年建設。
コロナ禍のためか施設内部の見学はできないとのことで、敷地内を一周して帰ってきました。
↑アバストゥマニ天文台。
天文台以外にアバストゥマニの町では家々の建築が目を引きます。
トビリシ旧市街にも引けをとらないような家々は、ジョージア建築の展示場のよう。
↑アバストゥマニの家々。
しばらく写真撮影をしていると時間は16:30頃に。
バス停に行ってみるとアハルツィヘに戻る最終バスは14:30発であったことがわかりました。
アハルツィヘの宿まではアバストゥマニから約30kmあります。
徒歩であるいたら何時間かかるかわかりません。
↑最終バスが終わったあとのバス停がさみしくたたずんでいました。
しかも幹線道路までの約10kmは車がほとんど通らない田舎道。
停まってくれた車に乗るヒッチハイクは今までもやっていましたが、今回は自分から手を挙げなければどうしようもありません。
しかし1台の車が幹線道路まで乗せてくれたのを皮切りに、3台の車を乗り継いで日没とほぼ同時にアハルツィヘまで戻ることができました。
↑帰路の幹線道路沿い、ここでも通る車はまばら。
当然、全員が親切で乗せてくれた人ばかり。
困ったときに受けるこういう親切は、その国の印象すら左右します。
逆にたったひとりの行動でその国の印象が悪くなる場合もあります。
そしてそれは日本人の私が外国人に与える印象としても同じこと。
↑レストラン「ズヴェリ・デュカニ」。
夕食はアハルツィヘ市内のレストランを探すことに。
「古い酒場レストラン」という名前のその店では暖炉の周りで店のオーナー夫婦が暖をとっていました。
こちらが日本人だとわかるといろいろと聞かれ、「ありがとう」「愛してます」「暖炉」といった日本語を教えます。
↑ズヴェリ・デュカニのハルチョとチキン・オジャフリ。
初めて習う日本語が「暖炉」というのはいささか滑稽だと思いながら食するハルチョとチキン・オジャフリはジョージアの家庭の味といった印象。
ここのオジャフリはニンニク味が強めで、やはりオジャフリはそれぞれの家庭で味が違うのだと再確認しました。
この時期(11月中旬)のアハルツィヘは朝晩の気温が0℃近くまで下がります。
冬用の上着が必要でした。
↑アハルツィヘで宿泊した「ホテル・ミミノ」の外観と看板。
【必要な持ち物(11月中旬時点)】
・冬用の服装
【マルシュルートカ(乗り合いヴァン、マルシュ)情報】
トビリシ→アハルツィヘ
・日時: 毎日 9:00 メトロ・ディドゥベ駅前ターミナル発(ほかの便もあり)
・運賃: 12ラリ(前払い)
アハルツィヘ→アバストゥマニ
・日時: 毎日 12:30 アハルツィヘ・ターミナル発(ほかの便もあり)
・運賃: 2.5ラリ(前払い)
↑アハルツィヘのバス・ターミナル。
↑アハルツィヘ・バス・ターミナルからのチケットは建物奥のこの窓口で購入します。
【注意】
コロナ禍のマルシュの運行は流動的なので必ず最新情報の確認が必要となります。
今回私は最終バスを逃したので、12:30のバスでアバストゥマニへ向かうのはよいプランとは言えないでしょう。
始発バス(こちらの時間も不明)で向かうか、もしくはアバストゥマニで一泊するプランのほうがよいでしょう。
↑アハルツィヘ発アバストゥマニ行きのバス時刻はこう表示されていますが、現在この時刻通りに運行しているとは限りません。
(10:30/12:30/14:00/15:30/17:00/18:00)
※アハルツィヘ、ヴァルジア、トモグヴィなどへの行き方は過去記事も参照
【レストラン情報】
■ズヴェリ・デュカニ(ძველი დუქანი)
・ハルチョ(スープ)=7ラリ
・チキン・オジャフリ(肉と野菜の煮込み)=10ラリ
【宿情報】
■ホテル・ミミノ
・1泊朝食付き14ラリ(2人で宿泊、1人の場合は朝食が若干安くなるそうです)
↑ホテル・ミミノ内装。
↑ホテル・ミミノの朝食。
↑宿のバルコニーからはラバティ要塞が一望できます。
※宿の予約は以下より。
↑トビリシのディドゥベ・ターミナル。
↑アハルツィヘのバス・ターミナル。
↑アバストゥマニ天文台。
↑レストラン・ズヴェリ・デュカニ。
↑ホテル・ミミノ。
1ラリ≒36.6円(2021年11月19日現在)
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
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