【ジョージア】雪化粧ニノツミンダ②~ジョージア語が通じない町
私が最近ジョージア国内を旅する大きな理由としては、ジョージア語会話の訓練があります。
しかし今回ニノツミンダという町に来てみて、大きな落とし穴に気づきました。
この町、ジョージア語が通じません。
↑ニノツミンダの裏通り。
ニノツミンダはアルメニア国境から約20kmに位置する町。
町の95%がアルメニア人だというこの町の公用語はアルメニア語及びロシア語だと思われます。
↑アルメニア以外にトルコ国境にも近い町ニノツミンダ。
ジョージア語話者は全体の約30%といった印象。
「ガマルジョバ」と挨拶をしても、「私はアルメニア人だからバレヴ・ゼズだよ」と正される場面もありました。
↑表示にアルメニア語やロシア語が混ざります。
今回、ホテル・ソニヤという宿に泊まりましたが、ロシア語かアルメニア語がわからない人にとってはハードルが高い宿かもしれません。
私も苦労しました。
なぜならこの宿、ホストがその場に常駐せず、必要な連絡は電話でおこなうスタイルだからです。
私の場合は、ホスト家族の中にジョージア語話者がいたのでその人とやり取りしました。
↑この建物の2階が客室。
食事なしで1泊につき50ラリの部屋を選択。
宿自体はプライベート空間が充実したよい宿です。
シャワーの温度も安定していました。
15ラリで朝食もつけられますが、これも電話でやり取りする必要があります。
↑ホテル・ソニヤの客室。
ニノツミンダはコンビニやスーパーマーケットのない小さな町ですが、レストランや個人商店などがあります。
食事は個人商店でスナック類を買ったり、パン屋でパンを買ったりしました。
↑目抜き通りのパン屋。
↑トビリシのそれとは違う型のパン、1.2ラリ。
また町外れには地元民でにぎわうファーストフード店があり、ここのシャウルマ(ドネルケバブ)も食しました。
ここのシャウルマは肉の塊を削ぐタイプではなく炭火焼きの鶏肉を巻くタイプ。
普段とは違った味で新鮮でした。
↑ファーストフード店オジャフ。
↑約25cmサイズのシャウルマ8ラリ。
滞在2日目には町の近郊を散策。
建築物はやはりアルメニアン・スタイルのレンガ造りのものが多い印象。
↑アルメニア風建築が多い印象。
↑靴の修理店。
↑レトロな消防車両。
真冬の気温は-10℃で雪は少なめとありましたが、ニノツミンダでも日陰には積雪が見られます。
10月下旬でも夜間から早朝は0℃近くまで気温が下がります。
ニノツミンダは標高2000m近く、たまに息が切れることもありました。
↑日陰には積雪が目立ちます。
路傍の電柱のてっぺんには木の枝の塊が多く見られます。
まさかと思って調べてみると、これはどうやら鳥の巣。
ニノツミンダの町には特にカラスが多いようで、日没後には街路樹にカラスが集まって鳴いている不思議な町でした。
↑電柱には鳥の巣らしきものが目立ちます。
町の西側にあるハンチャリ湖には町外れからハイキングコースが出ています。
未舗装の道が約3km、湖に向かって延びていました。
この辺りは牛や馬が放牧されているのどかなコース。
放牧犬だけには気をつけて護身用の木の枝を持って進みます。
↑片道約3kmののどかなコース。
↑周りの丘も雪化粧しています。
↑教会の入口のアーチ。
ハンチャリ湖のほとりには無人の教会。
ジョージアの教会は、寂れた場所に建っているものほど私を魅了します。
↑教会。
湖畔で小休止して元来た道を戻ってきました。
往復所要時間は約3時間のコースです。
↑ハンチャリ湖畔の風景。
【ジョージア語/アルメニア語の表記と発音】
・こんにちは
გამარჯობა.
(ガマルジョバ/gamarjoba)
Բարև Ձեզ.
(バレヴ・ゼズ/barev dzez)
【宿情報】
ホテル・ソニヤ(Hotel Sonya)
4 Spandaryan,Ninotsminda,Georgia
1泊ダブルルーム食事なし50ラリ~
↑ホテル・ソニヤ。
↑ファーストフード店オジャフ。
↑湖畔の教会。
1ラリ≒36.0円(2021年11月2日現在)
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。