【ジョージア】色づくラチャ・レチフミ⑤~ゴナ村

公開日 : 2021年10月24日
最終更新 :
筆者 : fujinee

ラチャ地方の最深部にゴナという村があります。

ゴナ村からロシア・北オセチア共和国国境までは約5km。

国境沿いの雪山が見える絶景スポットとして、「小スイス」とも呼ばれているそうです。

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↑オニ村~ゲビ村の風景。

このゴナ村にゴベジシヴィリさんという老夫婦が住んでいます。

ゴナ村は、かつては50名ほどの村人が居住する村だったとのこと。

しかし過疎化が進んだことにより現在は、年間通してゴナ村に住んでいるのはこのゴベジシヴィリ夫妻ただ1家族となったそうです。

ゴベジシヴィリ夫妻のことはテレビ番組でよく観ていたので、私の今回の旅の最終目的は迷いなくゴナ村のゴベジシヴィリ夫妻に会うことでした。

しかし、ハイキングコースや宿が決まらないまま日数が過ぎてしまったので、ゲストハウス・バラコニの主人に4WD車での一日ツアーを頼みました。

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↑オニ村~ゲビ村の風景。

最初に提示された金額は150ラリ。

交渉して、ガソリン代込みの120ラリまで下げてもらいました。

最初はそれでも高価だと思っていましたが、一日回った結果その考えは変わりました。

なぜなら、一日中かけて数々の見どころをていねいに回ってもらったからです。

おそらくオニ村より北側の見どころの大半は回ったのではないでしょうか。

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↑オニ村~ゲビ村の風景。

正直、奥地の村で宿泊できなかったことに未練はあります。

しかし、奥地の村の宿情報は最後まで見つかりませんでした。

そしてそこまでに費やす体力と日数、そして宿泊費まで考えれば、この金額はむしろ安いと思います。

もちろん複数人であればシェアすることも可能。

ただしその場合、ジョージア語での意思疎通ができる人がひとりはいたほうがよいと思います。

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↑オニ村~ゲビ村の風景。

オニ村から約30kmの地点にあるゲビ村の脇からゴナ村に向けて、悪路の山道が延びています。

山道沿いでは水力発電のパイプを埋める工事が盛んにおこなわれていました。

この設備ができることによって近い将来、電気がないゴナ村まで電力が届く見込みがあります。

そのような話をしながらゴナ村まで到着しました。

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↑水力発電のトンネル工事現場。

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↑ゲビ村~ゴナ村の風景。

結局、主人は外出中でしたが、ゴベジシヴィリ夫人には会うことができ、一緒に記念撮影してもらいました。

(※ここでは画像は割愛します)

その後、さらに奥にある国境付近の絶景スポットも堪能。

途中、4WD車がぬかるみから抜け出せなくなり国境警備隊に助けてもらうというハプニングもありましたが、旅の目的を無事に達成することができました。

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↑国境警備隊詰所と雪山。

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↑国境付近の絶景スポットにて。

※ゴベジシヴィリ夫妻のインタヴューはYouTubeにて、以下のタイトルで公開されています。

・გონა - სოფელი რაჭაში, სადაც ზამთრობით მხოლოდ ერთი ოჯახი რჩება

・გონა - პატარა შვეიცარია რაჭაში, უშუქოდ, უტელეფონოდ, უინტერნეტოდ

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↑ゴナ村の風景。

↑ゴナ村。

1ラリ≒36.2円(2021年10月23日現在)

筆者

ジョージア特派員

fujinee

ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。

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