【トビリシ】プロフ作りに挑戦
トビリシは2020年11月末からロックダウンに入り、国内旅行も難しくなっています。
このようなときに挑戦したくなるのが料理。
カルフールのヴェクア通り店でプロフの素を見つけたので、プロフ作りに挑戦しようかと思いました。
プロフの素。
プロフは中央アジアの料理であり、ジョージアの郷土料理ではありません。
しかし、コロナ以前はトビリシで中央アジアから旅行者に出会うことも多く、何度かプロフをごちそうになってきています。
2019年末にタジキスタンの知り合いに作ってもらったプロフは絶品でした。
あの味を手本にプロフを作ってみたいと思います。
↑タジキスタンの友人から作ってもらったプロフ。
↑プロフの味を調えるクミンシード。
プロフは日本で言う「ピラフ」と同語源。
ただし、日本のピラフは炒飯であるのに対して、プロフはオイルを入れた炊き込みご飯という違いがあります。
調べたところ、ピラフ/プロフの起源はトルコであり、アジアやヨーロッパに広がる過程でスタイルが多様化していったようです。
中央アジアでは特にプロフが名物料理であり、中央アジアの者同士が話すと「うちの国のプロフのほうが絶品だ」としばしば言い争いになると聞いたことがあります。
プロフ作りのために食材を買い込みます(詳細は下記参照)。
↑細長い外国米。
米は長細い外国米だと雰囲気が出ます。
肉は羊肉を使うことが多いのですが、豚肉が余っているのでそれを使用しました。
まず蓋のついた鍋を用意し、野菜類を油で炒めます。
よく火が通ったら水を少量入れて沸騰させ、肉を調理します。
そのあと、あらかじめ研いでおいた米を入れ、プロフの素、クミンシード、塩を投入。
具材が浸るまで水を追加し少量のサラダ油を注ぎます。
そして蓋をしたら強火で約10分。
焦げないように注意し、水分がなくなったら具材を真ん中におわん型にかき集め、しばし蒸らして完成。
私はトッピングにコリアンダースパイス(パクチースパイス)とディルを使います。
トビリシでパセリのように使用されるディルはこのプロフにもエスニックなテイストを加えてくれます。
↑コリアンダースパイス。
↑ディル。
↑プロフ。
【プロフのための食材(1人前・私の場合)】
・米 150g
・ニンジン 2分の1本
・なす 大2分の1本
・赤ピーマン 2分の1本
・緑ピーマン 1個
・豚肉 少々
・クミンシード 大さじ2~3杯
・塩 少々
・サラダ油 少々
・コリアンダースパイス 少々
・ディル 4分の1袋
【各食材のジョージア(カルトリ)語表記と発音】
・米(ბრინჯი/brinji)
・ニンジン(სტაფილო/st'apilo)
・なす(ბადრიჯანი/badrijani)
・赤ピーマン(წითელი წიწაკა/ts'iteli ts'its'ak'a)
・緑ピーマン(ბულგარული წიწაკა/bulgaruli ts'its'ak'a)
・豚肉(ღორის ხორცი/ghoris khortsi)
・羊肉(ცხვრის ხორცი/tskhvris khortsi)
・クミンシード(ძირა/dzira)
・塩(მარილი/marili)
・サラダ油(ზეთი/zeti)
・コリアンダースパイス(ქინძი დაფქული/kindzi dapkuli)
・ディル(კამა/k'ama)
↑カルフール・ヴェクア通り店。
■カルフール・ヴェクア通り店
・住所: 3 Vekua Street,Tbilisi,Georgia
(3 ვეკუას ქუჩა,თბილისი)
※1ラリ≒31.4円(2020年12月4日現在)
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
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