【ジョージア】鉄道と工場の町ゼスタフォニ
コロナウイルスの感染者が急激に増えつつあるジョージアですが、2020年10月某日、1泊2日の小旅行に出かけました
今回宿泊する町はジョージア中部、イメレティ地方のゼスタフォニ。
国内旅行の玄関口であるいつものメトロ・ディドゥベ駅ターミナルへ向かいます。
↑ディドゥベ駅ターミナル。
ゼスタフォニ行きのマルシュルートカ(乗り合いヴァン、以下マルシュ)は見当たりませんが、クタイシ行きのマルシュの大半がゼスタフォニを通ります。
クタイシ行きのマルシュはたいていすぐに見つかります。
料金10ラリで納得し、クタイシ行きのマルシュに乗車します。
ゼスタフォニまでは約3時間。
ゼスタフォニにはチアトゥラから鉄道で運ばれてくるマンガンを加工する工場があります。
鉄道と工業で発展した田舎の宿場町といったところでしょうか。
数時間かければ一周できるような小さな田舎町の散策に出かけます。
↑ゼスタフォニの中心部と鉄道。
ゼスタフォニの町は鉄道線路を軸に小さな市街地を形成。
西側の街道沿いにはマンガンの加工工場があります。
工場の外壁にはウォールアートが描かれており、夜はライトアップされます。
このウォールアートが私好みでした。
↑工場外壁のウォールアート。
↑ジョージアではよく見かけるウォールアートが施された廃住宅。
工場の入口付近には、チアトゥラでも見たMn(マンガンの元素記号)のロゴが見られます。
ほかには放置された機関車などがありました。
↑マンガン加工工場と"Mn"のロゴ。
↑ゼスタフォニ雑景。
このようにゼスタフォニは大きな観光名所のない小さな町です。
しかし、廃れた工業都市といった風情は私のようなジョージア好きには心が落ち着く場所に映ります。
また、ゼスタフォニで宿泊した宿「ゼダフォニ」はローカルなホスピタリティあふれるゲストハウスでした。
ゼダフォニは町外れにあるゲストハウスで、ワイン農家でもあります。
裏手のぶどう畑で作られた自家製ワインをサービスでいただきました。
↑ゲストハウス・ゼダフォニ。
ジョージアという国にはさまざまな名所がありますが、その中には「宿」も含まれると思っています。
たとえそこに観光名所はなくても、その宿に泊まるために再訪したくなる場所もジョージアにはたくさんあります。
ゼスタフォニも、そういった町のひとつだと感じました。
翌日は近くの観光スポット、カツヒ柱に向かいましたがそれは次回。
↑ライトアップされたゲストハウス近くの教会。
【英語/ジョージア(カルトリ)語表記と発音】
ゼスタフォニ(Zestafoni or Zestaponi/ზესტაფონი/zest'aponi)
クタイシ(Kutaisi/ქუთაისი/kutaisi)
チアトゥラ(Chiatura/ჭიათურა/ch'iatura)
※ジョージア語では"f"の発音は"p"の発音と混同されているため、「ゼスタフォニ」とも「ゼスタポニ」とも表記できます。英語表記が"Zestafoni"とされる場合が多いので前者としました。
↑ディドゥベのターミナルはメトロ駅を出て西側。
↑ゼスタフォニではこのあたりでマルシュを下車しました。
↑ゼスタフォニのマンガン加工工場。
↑ゲストハウス・ゼダフォニ。
【ゼスタフォニで宿泊した宿】
■ゲストハウス・ゼダフォニ(Guesthouse Zedafoni)
・住所: 43 Pushkin St,Zestafoni,Georgia
・宿の予約はこちらから
私の場合はダブルルーム、食事抜きで1泊28ラリでした。
※1ラリ≒32.4円(2020年11月1日現在)
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
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