【ジョージア・パンキシ峡谷】私の夏休み②ナジース・ゲストハウス
前々回の記事の続きです。
ジョコロ村ではナジース・ゲストハウスという宿に2泊しました。
トビリシのオルタチャラ・ターミナルからのマルシュルートカ(乗り合いヴァン、以下マルシュ)は直接ジョコロ村まで行くので、事前に宿の名前を伝えれば近くで降ろしてくれます。
「ナズィー」と言えばわかります。
※「ナジー」ではなく「ナズィー」と"Z"の発音をするのがポイント!
ナジース・ゲストハウスはジョコロ村で最も有名な宿。
↑ナジース・ゲストハウス。
そしてオーナーのナジーさん(女性)はパンキシ渓谷の観光宣伝部長とも言える人です。
ナジーさんは長年、ジョコロ村そしてパンキシ渓谷の観光のために行動してきたそう。
最近ではジョコロ村に徐々に観光客は増えてきているようです。
ただナジーさんは今までの経験を踏まえ、一切の写真撮影を拒んでいるそうです。
また、パンキシ渓谷に住むキストの人々はたいへん親切な人々ですが、その裏にはさまざまな風習が根づいています。
ゲストハウスのウェブサイトにはキストの人々の風習や歴史について記されています。
村やゲストハウス内で守らなければならないマナーを、記事の最後にまとめてみました。
そのようなナジース・ゲストハウスではくつろいだ時間を過ごすことができます。
↑このハンモックは読書に最適!
↑ジョージア・ワインの醸造に使われる壺「クヴェヴリ」。
↑このあたりはジョージア・ワインの名産地。
また貸自転車や乗馬によるツアーなども用意され、ナジーさんからはパンキシ渓谷についてていねいに教えてもらえます。
本来、夕食は別料金ですが2晩目は特別にサービスしてもらいました。
メニューはまず、かぼちゃのパンケーキ(画像1枚目左)。
単純なスイーツではなく、胡椒で味つけされていました。
あとはぶどうの葉の肉詰め(画像1枚目中央)。
トルコを中心に、「ドルマ」という似た料理がありますが、ナジーさんいわく別のものだとのこと
↑右は「プリ」と呼ばれるジョージアのパン。
双方ともこの地方の料理だとのことで、美味でした。
ジョージアの田舎の宿ではこのようなのんびりした体験ができます。
それは観光地を訪れるのとはひと味違った時間になります。
↑宿の裏手のアラザニ川。
1ラリ≒34.7円(2020年8月16日現在)
【地名の英語/カルトリ語表記と発音】
ジョコロ(Jokolo/ჯოყოლო/joq'olo)
オルタチャラ(Ortachala/ორთაჭალა/ortach'ala)
アラザニ川(Alazani River/ალაზანის მდინარე/alazanis mdinare)
■ナジース・ゲストハウス(Nazy's Guest House)
・住所: 26 Jokolo,Georgia
※4名用の共同部屋の宿泊料は予約サイトで1泊58ラリでした。
基本的に2泊以上から。朝食・夕食は別料金。
ジョコロ村発トビリシ行きのマルシュは6:10発と12:00発があり(10ラリ)。
宿から表通りに出たあたりが乗り場です。
ナジーさんに頼めば席を確保してもらえます。
※ナジーさんは英語がわかります。
宿の予約はこちらから。
【キストの人々のマナー】
①キストの人々は敬虔なイスラム教徒なので、ホストファミリーとの滞在時はそのファミリーの信仰やプライバシーを尊重する。
②部屋や寝室にアルコールを持ち込んではならない。
③部屋に入るときは靴を脱ぎ、スリッパを着用する。
④男女のカップルが人前で親密な振る舞いを見せることは反社会的だとみなされ、これはゲストハウス内でも同様である。
⑤控えめな服装が原則で、男性が上半身を見せることは禁止。モスクを訪れる際には、女性はスカーフを頭に巻き長めのスカートかズボン、男性は長いズボンの着用が義務づけられる。
※ほかには男性と女性が厳格に区別される、長老には特別な敬意を払わなければならないといったしきたりがあります。
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
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