54. 何でも揃うタシケント最大級のショッピングモール、サマルカンドダルヴォザ

公開日 : 2022年06月29日
最終更新 :

サローム(こんにちは)!

タシケントではロマンあふれる昔ながらの商業施設、バザールも健在ですが、最近町中で増えているのがショッピングセンター。現地の方たちは物を大量買いするときや安く済ませたいときはバザールで、ブランド品を買いたいときや子供を楽しませたいときはショッピングセンターで、などうまく使い分けているようです。

リビエラモールやコンパス、ネクストなどが有名なショッピングモールですが、『地球の歩き方Plat ウズベキスタン』にも掲載されているタシケント最大級のショッピングモールが5階建てのサマルカンドダルヴォザ(サマルカンドダルヴァザとも発音)。タシケントなのにサマルカンドとはこれいかに......と思うところですが、かつてタシケントが城壁に囲まれていた城塞都市であったとき、この近くにサマルカンド・ダルヴォザ(サマルカンド門)という城門があったことに由来します。タクシー利用が便利ですが、地下鉄で向かう場合もチョルスー駅やハルクラル・ドストリギ駅から徒歩15~20分ほどと便利な立地です。

tashkent-samarqand-darvoza-atas-032-05.jpg

さっそく中に入ってみましょう。1階にはCaffeineやChaikofといった、食事も楽しめるおしゃれカフェがあります。そしてこのフロアの大部分を占めているのは、フランス資本のスーパーマーケット、カルフール。いかにも外国のスーパーらしい、広々とした店内です。

tashkent-samarqand-darvoza-atas-054-01.jpg

2階へ上がると、館内中央にあるのは巨大な吹き抜け。年末年始になると、天井を突き破ろうかというほど高いツリーが出現します。

tashkent-samarqand-darvoza-atas-032-06.jpg

先日ご紹介した有名カフェチェーン、ブラックベアーコーヒー(30. これぞウズベク版スタバ!サクッと入れるお気軽カフェ・ブラックベアーコーヒー)は、この吹き抜けを見上げるようなアングルに位置しています。またこの国では貴重なサーティーワンアイスクリームも2階にあります。

そしてこのモールで多いのは2~3階のほとんどを占める、アパレルファッションなどのブランド店。といっても世界的に有名なブランドはあまりありませんが、服屋さんであればトルコ発ブランドのLCワイキキ(LC Waikiki)やドバイ発ブランドのレッドタグ(REDTAG)、国産ブランドのジャスト!(JUST!)やコア(CORE)などが在留邦人に人気です。

また3階には、私が愛用しているチェーン美容店「エクスプレスビューティー(EXPRESS beauty)」があります。ここは基本料金メンズ8万スム(2022年6月現在のレートで約800円)、レディース14万スム(同約1400円)で手軽にヘアカットしてもらえるお店(※値段は予告なく変更される場合あり)。人気店なので予約した方が無難です。詳細情報は下記お店のインスタグラムをご覧ください。
https://www.instagram.com/express_beauty_team/

tashkent-samarqand-darvoza-atas-054-02.jpg

4階にあるのは映画館「ロイヤルシネマ」、ゲームセンターやボーリングといった娯楽施設。土日はかなりの人出で、このような施設で休日を楽しむナウいタシケント市民の姿を見ることができます。

tashkent-samarqand-darvoza-atas-054-03.JPG
3年前に私が行ったときはちょうど「スターウォーズ」ロシア語版が上映されていました
tashkent-samarqand-darvoza-atas-054-04.JPG
ゲーセンの中で大人気のホッケーですが、子供をホッケー台に乗せているエキセントリックな光景が...

そして最上階の5階はフードコート。ハンバーガーやピザのチェーン店が多めで、特におすすめなのがハンバーガー屋さんのGOSHT。店名は肉の意味ですが、その名の通りお肉が美味しいハンバーガーが食べられます。

tashkent-samarqand-darvoza-atas-054-05.jpg
tashkent-samarqand-darvoza-atas-054-06.jpg

この通り、日本のショッピングセンターと比べても遜色なく何でも揃うサマルカンドダルヴォザですが、嬉しいのは館内でフリーWi-Fiが飛んでいること。接続画面で「#SOLA Free」を選択すると広告が流れ、その後ネットが使えるようになります。とはいえ電波が弱いこともあり、100%Wi-Fiが繋がる確約はできませんが、ネットに困った方は特に用事がなくても行ってみては?

ただ日本のショッピングセンターと異なるのは、いかにもウズベキスタンらしいシュールな光景が見られるところ。
2階では館内をミニSLがけたたましい音を出しながら走っていたり、

tashkent-samarqand-darvoza-atas-054-07.jpg
世界的香水ブランド・ロクシタンの脇をミニSLが駆け抜けている様が見られるのは世界でここだけ!?

12月にはコルボボ(ウズベキスタン版サンタクロース)のバンド隊がお客を出迎えたり。このような大規模ショッピングモールでもウズベキスタンらしさを感じることができるのです。

tashkent-samarqand-darvoza-atas-054-08.JPG

昔ながらのバザールもいいけど現代のウズベキスタンの買い物シーンも見てみたい旅行者の方、日本と同じ感覚でショッピングしたい駐在者の方におすすめのサマルカンドダルヴォザ。よりどりみどりの店舗でぜひお買い物を楽しんでくださいね。

それではコルシュグンチャ・ハイル(また会う日まで)!

■サマルカンド・ダルヴォザ Samarqand Darvoza

住所
5A Qoratosh ko'chasi, Toshkent
営業時間・電話番号
店舗によって異なる(下記URL参照)
アクセス
地下鉄チョルスー、ハルクラル・ドストリギ各駅から徒歩約15~20分
URL
https://sdmall.uz/ (ロシア語)

筆者

ウズベキスタン特派員

伊藤 卓巳

根っからのスタン系大好き人間です。まだまだ知られていないウズベキスタンの魅力や情報を、サマルカンドより愛をこめてお伝えします!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。