44. クラフトビールが数十種類も！ビール専門店ペリカン&併設レストランBrasserie

サローム（こんにちは）！

タシケントでは日中30度を超える日も出てきて、一気に夏が迫ってきました。夏といえば何と言ってもビール！といっても、日々の生活にお酒が欠かせない私にとっては夏だろうが冬だろうがビールを摂取しているのですが（真面目なイスラム教徒が多いこの国で、われながら情けない......）、やはり暑くなってくるとビールがおいしく感じられるのです。特に乾燥気候のこの国で飲むビールは、日本で飲むのとはまた違った爽快感があるのです。

よし、じゃあウズベキスタンに来たらいいビールだな！と決意を固めた方々に全力でおすすめしたいビール専門店を紹介しましょう。その名も「ペリカン Pelikan」です。

黄色地に黒い"ПЕЛИКАН"（これでペリカンと読む）の文字とペリカンのシルエットのロゴ、赤い"ПИВО"（ロシア語やウズベク語でビールの意味）の文字が看板がよく目立つこの店。現在タシケント市内に6店舗あるチェーン店で、繁華街などで見つけることができます。観光客に便利なのは、後述する地下鉄オイベック、ミング・オリク駅近くのお店やグランドミールホテルとミラバッドバザールを結ぶミラバッド通り沿いのお店、日本大使館近くでティムール広場からも徒歩圏内のЦ1店などでしょうか。

ここの魅力は、なんといってもビールの種類がよりどりみどりなこと。その数なんと40種類！　普通の酒屋ではなかなか売っていないクラフトビールも、この中に含まれています。

レジカウンターの上にメニューにずらりとビール名が書かれており、初めての方は何を注文しようか迷ってしまうこと必至。そして注文すると、ビールサーバーから1リットルボトルに直接ビールを注いで手渡してくれます。そう、ここはまるで生ビールのような感覚で購入できる、ビール好きにはたまらなさすぎるお店なのです。なお日本ではペットボトル入りのビールなんてなかなか考えられませんがこの国では普通の光景で、一般の酒屋でも1.5リットルボトル入りビールを平気で売っています。わが家の冷蔵庫にもビール入りボトルがゴロゴロしています（笑）

なお私がよく注文するのはお店オリジナルビールのペリカン・ノンフィルター（ПЕЛИКАН НЕФИЛЬТРОБАННОЕ）やクラフト黒ビールのグンナルソン・トロール（GUNNARSSON TROLL）などでしょうか。ハニービールやシードルなど変り種もあるので、酔いつぶれない程度にぜひいろいろ飲み比べしてみてください。

そしてこのお店、ビールはテイクアウトが基本ですが店舗によっては店内や屋外席で飲めるという無敵仕様。旅行者の方にとっては持ち帰ってホテルで部屋飲みしてもいいですし、その場で飲んでもいいのです。
ビールに合うおつまみやお菓子もしっかりと販売していて抜かりありません。

また瓶ビールももちろん売っていますし、国産やジョージア産などのワイン、ウォッカなどそのほかのお酒も充実。ここに行くだけでひととおりのお酒が揃ってしまいます。

このビールと一緒に焼きたてのシャシリク（串焼肉）なんて食べられたら最高だろうなあ......と思いの方へ。その願いをかなえてくれる、夢のようなお店があるのです！　それが地下鉄オイベック、ミング・オリク駅近くのお店に併設しているレストラン、Brasserie Pastrie&Cafe。いまの時期は気持ちのいいテラス席もオープンしており、またサッカーチャンピオンズリーグなど大きなスポーツイベントの際は大スクリーンで放映してくれることもあるようです。

ここではペリカンのビールをそのまま提供しており、メニューから選べます。シャシリクは1万5000～3万スム（2022年5月現在のレートで150～300円）とお手頃なのに、大きいお肉がゴロゴロ。ビールに最高にマッチするのは言うまでもありません。

シャシリク以外のメニューも豊富で、ついついビールをもう1杯......いや2杯......とエンドレスに頼んでしまいます。水タバコ（シーシャ）もできるのもうれしいところ。

くれぐれも飲みすぎには気をつけて、あらゆる種類のビールを楽しんでくださいね！
それではコルシュグンチャ・ハイル（また会う日まで）！