28. タシケントは韓国料理店の激戦区!おすすめレストランをご紹介

公開日 : 2022年03月24日
最終更新 :

サローム(こんにちは)!

2022年3月現在、気軽に入れる日本人経営の日本料理店が全くないタシケント(シェフが現地人と思われるスシレストランはどんどん増えていますが......)。その一方、ビジネス面などで両国間の繋がりが深いため韓国人駐在員が多く、韓国料理店は多数。実はタシケントはコリアンレストランの激戦区なのです。私たちにとってなじみ深い料理が食べられるこれらのお店は、日本食が恋しくなった在ウズ日本人にとっての救世主なのです。また不幸にもウズベク料理がお口に合わなかった旅行者にとっても、行く価値大有りでしょう。

韓国料理店は、タシケント随一の繁華街で韓国人駐在員が多く住むオイベック・ミラバッド地区に集中しています。その中から、私たちがよく行くお気に入りのお店を2つご紹介しましょう。


1つ目のお店は「ソダム Sodam」。韓国食材がそろい、日本人御用達の市場であるミラバッドバザール(また次回の記事でご紹介します)の向かいにあります。

korean-restaurant-sodam-atas-028-01.JPG

ここではビビンバやキムチチゲ、スンドゥブ、チヂミ、キムパッなどおなじみの韓国メシが食べられます。私はまだ食べたことがないのですが、牛丼やそばなどの和食も。メニューはハングルとロシア語のみですが、写真つきなので安心です。

korean-restaurant-sodam-atas-028-02.JPG
トガニタン(牛の膝軟骨スープ)とヤンニョムチキン

私のお気に入りメニューは、9万5000スム(2022年3月現在のレートで約950円)のオジンオトッパッ。なかなか聞きなれないメニューですが、一言でいうとイカご飯。コチュジャンで炒めたイカや野菜と白米がセットになっているシンプルな料理ですが、これが美味しいのです。というのも、シーフードがなかなか食べられないウズベキスタンではイカが大正義。日本で当たり前のように食べているイカより何倍も美味しく感じられてしまうのです。

korean-restaurant-sodam-atas-028-03.jpg

海鮮をモリモリ食べたい方にはチャンポン(9万スム)もおすすめ。日本のチャンポンとは少し違い、辛いスープに太麺が入った料理ですが、これでもか! というほどエビやイカ、ムール貝などのシーフードが入っているのです。

korean-restaurant-sodam-atas-028-04.JPG

なおビールなどお酒類もあり、さらにランチタイムは無料のコーヒーつき。韓国料理店ではおなじみの、テーブルを埋め尽くさんばかりに出してくれる小皿料理のサービスも嬉しいところです。また併設のショップで韓国食材などを購入することもできます。

2つ目のお店は一転ディープなお店。オイベック地区のランドマーク、グランドミールホテル横の路地沿いにある「ガマソ Kamasot」です。
まず入口に書かれているのが巨大なハングルのみで、入るのに勇気がいりますが......。

korean-restaurant-kamasot-atas-028-05.jpg

たいてい中庭を挟んだ離れの大部屋に通されますが、お酒を片手に焼肉を楽しんでいる韓国人おじさんたちでいつもにぎわっています。特に週末はおじさんたちのテンションも上がって韓国語が飛び交い、まるでソウルの下町の焼肉店にいる気分。
そう、ここは韓国焼肉が美味しいお店なのです。メニューは同じく写真つきハングル・ロシア語表記ですが、なぜかときどき日本語表記も見られます。

定番のサムギョプサルは8万5000スム。生ニンニクやサンチュもちゃんと出してくれます。

korean-restaurant-kamasot-atas-028-06.jpg
サムギョプサルは店員さんが一口サイズに切ってくれる

大人数で行ったときに楽しみたいのが、45万スムの鴨焼肉。メニューにはハングル(훈제오리)でしか載っていない上級者メニュー(?)ですが、少しスモーク風味の鴨肉は一度食べると止まらなくなるほどの美味しさ。

1-korean-restaurant-kamasot-atas-028-07.JPG

もちろんお酒類も充実。なんとここでは自家製マッコリをヤカンに入れて出してくれるのです!さらにソジュ(韓国焼酎)まで常備。ここまで呑みに特化した韓国料理店は、この国ではなかなかお目にかかれません。
おでん(韓国風おでんで練り物のみ)やタコのコチュジャン炒めなど、のんべえに嬉しいおつまみ系メニューも豊富。くれぐれも飲みすぎないよう気をつけて......。

korean-restaurant-kamasot-atas-028-08.jpg
マッコリは小8万スム、大16万スム
korean-restaurant-kamasot-atas-028-09.JPG
ペットボトルで出てくるソジュ

この2つのお店は、歴代のタシケント在住日本人にも愛されてきた信頼と実績のレストランです。日本人慣れしている店員さんも多いので、ぜひ行ってみてくださいね!

それではコルシュグンチャ・ハイル(また会う日まで)!

■ソダム Sodam/소담

住所
9 Avliyo ota ko'chasi, Toshkent
電話番号
+998-71-252-5086
営業時間
11:00~23:00(予告なく変更となる可能性あり)
アクセス
地下鉄オイベック駅またはミング・オリク駅から徒歩約15分

■ガマソ Kamasot/가마솥

住所
54 Ko'hinur ko'chasi, Toshkent
電話番号・営業時間
確認中
アクセス
地下鉄オイベック駅またはミング・オリク駅から徒歩約10分

筆者

ウズベキスタン特派員

伊藤 卓巳

根っからのスタン系大好き人間です。まだまだ知られていないウズベキスタンの魅力や情報を、サマルカンドより愛をこめてお伝えします!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。